はてなが実施する「定性データウェアハウス」実証実験
株式会社はてなは、AIを活用したインタビュー分析SaaS「toitta」と、UXリサーチの専門組織であるポップインサイトカンパニーとの協力による新たな取り組みを始めました。この連携により、インタビューから得られる顧客の声を「資産」として蓄積する「定性データウェアハウス」の実証実験を行います。
「定性データウェアハウス」の概要
「定性データウェアハウス」とは、数値化が難しい情報を集約・整理し、分析に活用するための仕組みです。売上や取引履歴などの「定量データ」を扱うデータウェアハウスの考え方を基盤としており、顧客の生の声をデータとして蓄積します。この仕組みは、UXリサーチにおいて、インタビュー調査の成果を価値ある資産として活用することを目的としています。
UXリサーチの重要性と課題
UXリサーチの分野では、過去の調査結果を蓄積し、次のプロジェクトに活用する動きが加速していますが、調査データの整理や情報の迅速な検索が課題とされてきました。「toitta」の定性データウェアハウスは、これに対処するために、インタビュー結果を詳細に整理し、発話単位でデータを蓄積します。
ポップインサイトカンパニーとの連携
ポップインサイトカンパニーは、数多くの企業を対象にUXリサーチを行っており、2,000社以上、20,000件を超える実績を誇っています。彼らはインタビューの結果を「定性データウェアハウス」に蓄積することで、過去のデータを分析し、意思決定に役立てることを目指します。具体的には、発話を状況や行動分野に分類し、必要な情報を迅速に取り出せるようにすることが可能です。
期待される効果
この仕組みの導入によって、企業は以下のような効果を見込むことができます。
- - 発話データの迅速な分析と特定の課題に関連する情報の抽出。
- - 課題解決に向けた具体的な施策の要件定義書作成の容易化。
- - 従来必要だった調査プロセスの省略。
未来への展望
今後は、この「定性データウェアハウス」を両社で商品化し、顧客企業へ向けての販売や活用支援を行う予定です。また、ポップインサイトカンパニーの久川社長は、UXリサーチの成果が単発で終了するのではなく、組織の資産として活用される重要性を強調しています。
参加企業の募集
現在、この実証実験に参加したい企業を募集しています。興味のある企業は、公式フォームからの申し込みが可能です。これにより、顧客の声を新たなビジネス成長のために活用する第一歩を踏み出すことが期待されています。
「toitta」はAIを活用した分析プラットフォームとして、UXデザインの新しいスタンダードを築くことを目指しています。
詳しくは公式サイトをご覧ください:
AIを活用したインタビュー分析SaaS「toitta」について