総医研ホールディングスとMedifellowの新たな提携
株式会社総医研ホールディングス(以下、総医研HD)は2023年、新たに株式会社Medifellowとの業務提携を発表しました。この提携により、社員を対象とする企業や海外旅行者に向けた「専門医によるリモート健康相談」サービスがスタートします。この新サービスは、33の診療科にわたる500名以上の専門医が24時間365日オンラインで健康相談に応じる体制を整えており、幅広いニーズに対応しています。
健康相談サービスの必要性
近年、企業における従業員の健康管理が重要視されており、健康保険組合を通じた健康維持や医療費削減の取り組みが求められています。特に、海外での駐在員や訪日旅行者が医療に関する不安を抱えるケースが増えているため、こうしたニーズにこたえる健康相談サービスが急務となっています。
また、企業が「健康経営」に取り組むことにより、従業員の健康維持はもちろん、生産性向上、離職率の低下、医療費の圧縮に寄与することが期待されています。これを実現するためには、安心して利用できる医療サービスの提供が必要です。
提供されるサービス内容
この新サービスの大きな特徴は、次の通りです:
1.
専門医による迅速なオンライン健康相談
-
対応診療科目:全33診療科
-
登録専門医:500名以上
-
サービス体制:予約から最短20分での対応が可能、年中無休で利用可能。
2.
主要機能
-
オンライン健康相談:メンタルヘルスを含む多様な分野に対応
-
紹介状作成:国内外の医療機関との連携をサポート,同时に英語にも対応
-
セカンドオピニオン:医療の判断に不安がある場合のサポート窓口。
3.
提供先
- 日本国内の健康保険組合加入者を中心に、企業への福利厚生として導入。さらに、海外からの旅行者にも対応したサービスを展開予定です。
リモート健康相談の利点
- - 医療費削減:不要不急の受診を避けることで、医療費適正化が実現。
- - 生産性向上:従業員の健康を守り、業務効率の増加や離職防止を促進。
- - グローバル対応:海外での医療機関へのアクセスが容易になる体制を完備。
- - メンタルヘルスケア:専門医が回数制限なくメンタル健康相談を提供。
将来の展望
総医研HDは、今回の業務提携を通じて、国内外で医療品質の向上を目指しています。特に、企業の健康経営の支援やグローバルな医療環境の整備を重視し、安心できる医療サービスを提供していく方針です。加えて、中国を筆頭に海外からの旅行者向けに2025年中に本格的なサービス展開を目指し、より多くの医療機関との連携を進めていきます。
株式会社総医研ホールディングスについて
総医研ホールディングスは、「医科学の研究成果を事業化し、人々の健康で安全な生活に寄与する」との理念を掲げているバイオベンチャー企業です。大阪府豊中市を本拠とし、東証グロース市場に上場しています。健康食品や機能性食品の開発・販売のみならず、医療に関するトータルケアの支援を行い、社会全体のウェルビーイング向上を目指しています。