jeki『移動者DMP』
2019-02-07 14:00:31
新たなデータソリューションjeki『移動者DMP』が切り拓く観光とマーケティングの未来
jeki『移動者DMP』の新たな取り組み
ジェイアール東日本企画が開発したjeki『移動者DMP』は、顧客の“移動”と“行動”に焦点を当てた新しいデータソリューションです。特に、日常生活の中で顧客が最もアクティブになるのは移動シーンにおいてです。このDMP(データマネジメントプラットフォーム)は、顧客の移動と行動を徹底的に分析し、ターゲットに最適なマーケティングやプロモーションを実施することを目指しています。
移動者の行動を見える化
jeki『移動者DMP』では、JR東日本およびそのグループが保有するWebサイトやスマートフォンアプリのアクセスデータ、さらに駅や電車から得られるロケーションデータを統合。これにより、顧客の移動と行動のプロファイルを可視化し、的確なデータ分析が行えるようになります。このプロセスによって、例えば通勤客が普段利用するエキナカ店舗での行動や購入習慣を把握。また、スマートフォンを活用した“ちょい足し情報”によって、新たな商品購入や買い回りの促進が図れるのです。
多様な応用と観光への展開
さらに、今後は移動者の特性に合わせたさまざまな「jeki移動者DMP」を展開する予定です。その一環として、観光型『移動者DMP』が挙げられます。これは、日本国内の地域観光に特化したソリューションで、観光客の移動パターンや行動を詳細に分析。特定の地域での観光ルートや食事、買い物行動を可視化し、地域に新たな観光ルートの開発を後押しします。
地域連携と実証実験
観光型『移動者DMP』は、地方自治体や観光関連事業者を対象にデータを提供します。会員サービスによって、ユーザーはブラウザを通じて必要なデータを分析し、活用することが可能です。初めての取り組みとして、JR東日本の横浜支社と共同で伊豆エリアにて実証実験が行われます。ここでは国内観光客だけでなく、訪日外国人観光客の動向をも見える化。訪問客数や宿泊数、宿泊施設別の状況や道路の混雑状況など、様々な情報を集約して分析を行います。このデータは、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計®」と連携し、さらに正確性を高めます。
まとめ
jeki『移動者DMP』は、観光やマーケティングの新たな時代を切り開くポテンシャルを秘めています。地域観光の振興やビジネスの成長に貢献するだけでなく、観光客にとってもより良い体験を提供することが期待されます。今後の展開に注目が集まる中、移動データの活用がどのような変化をもたらすのか、興味が尽きません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ジェイアール東日本企画
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5
- 電話番号
-
03-5447-7800