paizaと福岡女子商業高校が教育連携協定を締結
ITエンジニア向けの転職・学習プラットフォームを運営する
aiza(パイザ)株式会社は、福岡女子商業高校との教育連携協定を締結しました。この新たな協定は、IT業界における女性の活躍を促進し、地域におけるIT人材不足の解消に寄与することを目的としています。
協定の目的と背景
福岡県を含む九州地方では、2030年までに最大79万人のIT人材が不足すると言われています。特に、ITエンジニアの男女比は8:2と大きな偏りがあり、女性のロールモデルが不足しているのが現状です。このような状況を受け、paizaは教育機関との連携を強化し、次世代の女性IT人材を育てるための取り組みを進めています。
福岡女子商業高校と締結した協定には、IT学習プラットフォーム「paizaラーニング 学校フリーパス」を活用したプログラミング教育の推進や、キャリア教育の充実などが含まれており、具体的な行動計画が立てられています。
実施された第一回IT育成イベント
協定締結後、最初の具体的な取り組みとして、女子生徒を対象に「ITは私のミライを広げてくれる」と題したIT人材育成イベントが開催されました。このイベントでは、現役エンジニアからの講演やプログラミングワークショップが行われ、生徒たちは実際にプログラミングに触れ、その可能性を感じる良い機会となりました。
イベントには、当社の代表である片山良平さんが講師として参加しました。彼は、IT業界の魅力やキャリアパスについて生徒たちに講演し、多くの女子生徒がITに対する興味を持つきっかけを提供しました。さらに、エンジニアやIT業界の先輩との交流を通じて、実際の職場環境や文化についてリアルな声を聞くことができました。
参加生徒の反応
参加した生徒たちからは、IT業界に対する眼差しが一変したという声が多く寄せられました。「これまでIT業界に興味がなかったが、講演を聞いて可能性を感じた」といった感想が多く、IT分野への関心が高まった様子でした。
例えば、1年生の特進コースの生徒は「今までIT業界に就職するなんて全く考えていなかったけど、今回のお話を聞いて自分の知らなさを反省した」との感想を述べ、イベントの意義を感じていました。
今後の展望
paizaは、今後も福岡女子商業高校との連携を強化し、IT人材育成に向けた取り組みを拡大していく方針です。この協定を通じて、女子生徒がITの可能性を知り、未来のキャリアを考えられる環境を整え、さらに多くの女性がIT業界で活躍できるように努力していきます。
このような取り組みは、IT業界のジェンダーギャップを解消し、地域のIT人材不足の課題解決に貢献することにつながると期待されています。
福岡女子商業高校との協力は、教育機関と企業が連携して新たな人材を育成するひとつのモデルケースとなるでしょう。
継続的な取り組みによって、一企業としてだけでなく、IT業界全体の発展にも寄与することを目指すpaizaの挑戦は、今後も続いていきます。