2025年秋、東京で盛大に開催される世界陸上とデフリンピックに向けて、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が新たな文化プログラムを発表しました。その名も「TOKYO FORWARD 2025」。この取り組みの一環として、東京2020パラリンピック開会式のキャストやスタッフが集結し、新たな仲間と共に創作する舞台公演『TRAIN TRAIN TRAIN』が東京芸術劇場で上演されるという朗報が届けられています。
『TRAIN TRAIN TRAIN』は、"Train"をテーマにした冒険物語です。物語の中心には、車いすの少女が不思議な蒸気機関車と共に旅をするという設定があります。この舞台は、身体表現、音楽、言葉が融合した形で展開され、幅広いキャストやアーティストによる多彩なパフォーマンスが観客を魅了することを目指しています。特に、観客のアクセシビリティにも配慮され、障害の有無に関係なく、誰もが楽しめる作品を目指しています。
この創作には、2021年の東京2020パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」を演じた和合由依さんがキャストの中心に迎えられ、演出は森山開次氏が担当することになっています。彼は、パラリンピック開会式でもその演出と振付で評価を受けた舞台芸術のスペシャリストです。
舞台は2025年11月下旬に東京芸術劇場プレイハウスで上演される予定で、音楽は蓮沼執太氏が手がけます。また、アクセシビリティを確保するために、栗栖良依氏と廣川麻子氏も関わる予定です。これにより、様々な背景を持つ出演者たちが集まり、多様性を感じられる作品に仕上がることでしょう。
特に注目すべきは、舞台を共に創り上げる出演者を募るオーディションが2024年11月上旬に発表されるとのことです。オーディションは2025年1月に行われる予定で、誰でも参加できるチャンスがあるため、多様な才能が集結する場となることが期待されます。
今回のプロジェクトは、深い意味を持つレガシーを受け継ぎ、共生社会の実現に向けて一歩踏み出す重要な機会でもあります。過去の開会式における絆が新たな形で継承され、多様な個性が融合するこの舞台は、観客に感動を与えることが予想されます。
詳細は正式なホームページや問い合わせ先を通じて発表されるとのことなので、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか?次の展開に期待が高まります。