船舶向け新テレグラフロガーの導入で航海記録が便利に

株式会社布谷計器製作所と株式会社交通電業社が共同で開発した新型テレグラフロガーの生産と販売が始まりました。この新しい装置は、航海日誌の記録を大幅に簡素化し、従来の紙媒体から電子データへの移行を可能にしました。

従来とは異なる革新のテレグラフロガー

従来のテレグラフロガーでは、全ての情報が紙に出力されるため、航海ログの記録や管理が煩雑になりがちでした。しかし、今回の新型テレグラフロガーは、エンジンテレグラフの操作履歴を電子データとして記録し、USBメモリを介してデータを読み出すことができます。この機能により、航海日誌への記載作業が簡略化され、記録の復元性も向上します。

先進的な機能と使いやすさ

新しいテレグラフロガーにはタッチパネル機能を搭載した液晶モジュールが装備されており、ユーザーは画面の明るさや消灯までの時間を調整することができます。この利便性に加えて、日本語と英語の2言語に対応しているため、国際的な航海においても使いやすさが向上しています。

期待される国際標準適合機能

さらに、今後はGPSを利用した時刻情報の取得機能も実装される予定です。この機能により、異なる国での航行時にも適した時刻表記が可能となります。これは、国際的な使用環境において特に重要なポイントです。

長年の技術と協力

布谷計器製作所は1892年に創業以来、磁器ロ失した他、エンジンテレグラフや様々な舶用機器の製造に取り組んできました。一方、交通電業社は1947年から事業を展開し、鉄道やバス向けの表示器等を手掛けています。両社の長年の経験が集約され、新しいテレグラフロガーは高度な機能と高い品質を実現しています。

持続的な成長と品川の未来への貢献

テレグラフロガーの製造においては異なる業界に属する両社ですが、同じ交通機関向けの機器製造という面で強力に連携しています。今後も詳しい知見を活かし、お客様に長く愛される製品づくりを目指して進んでいくことでしょう。この新型テレグラフロガーが、航海記録の現場にどのような影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみです。

お問い合わせは、布谷計器製作所のウェブサイトをご確認ください：布谷計器製作所。