「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」が、7月7日(日)に国立代々木競技場第二体育館で開催される。1回戦を勝ち抜いた選手たちが、世界の頂点を目指して激突する。
そんな中、5月6日に行われたWBO世界バンタム級王座奪取で、史上初の“K-1&ボクシング世界2冠”を達成した武居由樹選手(大橋ジム/27)に、トーナメントの展望を語ってもらった。
武居選手は、K-1での経験を生かして、-55kg級トーナメントの全試合を詳細に分析。
「海外の選手も強いですが、日本人選手も若い選手も含めて本当に強いので、日本人の層が厚い階級だと思っています。」と、日本の選手層の厚さを強調した。
注目カードとして挙げられたのは、玖村将史選手とアントニオ・オルデン選手の対戦。
「玖村選手は僕が今まで戦ったK-1ファイターの中で一番スピードがあった選手です。一方、オルデン選手は懐が深く、やりにくい選手でした。2人ともすごく強いので、どちらが勝つのか楽しみです。」
武居選手は、オルデン選手との過去の対戦経験を踏まえ、玖村選手のスピードとオルデン選手の懐の深さを分析し、予想を立てている。
さらに、現チャンピオンである金子晃大選手の戦い方についても、独自の視点で語った。
「金子選手はチャンピオンとして、勝って当たり前、優勝して当たり前と思われているので、相当プレッシャーがあると思います。でも、たぶんそういうのをあまり気にしなさそうなので、メンタルはすごく強いと思います。あとは『全試合KOで勝って目立つ』という思いもあるんじゃないかなと思いますし、金子選手のパワーは本当にすごいと思うので、全試合KOも全然ありえると思うので楽しみですね。」
武居選手は、金子選手のメンタルの強さとパワーを高く評価し、全試合KOでの勝利の可能性も示唆している。
トーナメントの展望を語る中で、武居選手は各選手の強みや特徴を分析し、独自の視点で予想を展開。
過去の対戦経験や選手の心理状態まで考慮した、まさに“完全予想”と言えるだろう。
武居選手の予想では、決勝戦は玖村選手が金子選手にリベンジを果たし、優勝するという展開が予想される。
「玖村選手にとってはリベンジになりますね。これで4回目ということですよね。それで、最後にもう1回、5回目を。」と、武居選手は玖村選手の強い思いを代弁し、今後の対戦にも期待を寄せた。
K-1のファンとして、武居選手の予想は非常に興味深い。
7月7日の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では、武居選手の予想が的中するのか、それとも予想外の展開が待ち受けているのか、注目が集まる。