ナリス化粧品のママ達が築く新たな道
株式会社ナリス化粧品は、大阪に本社を置き、化粧品業界のリーダーとして存在感を示しています。2022年には女性社員比率が59%に達し、特に育児と仕事を両立するママ社員の昇進が注目されています。ここでは、同社が行っている育休制度の充実や、実際に職場で活躍するママ社員たちの声を紹介します。
育児と仕事の両立を支援する制度の進化
ナリス化粧品は、1985年に産休・育休制度を創設して以来、時代に合わせた制度の見直しを継続してやってきました。特に2012年には、復職支援金の導入や育休期間の在職年数への加算、そして育児休暇の延長など、大規模な制度更新を行いました。これにより、女性管理職の比率は19%から39%に、ママ管理職は21%から52%に増加しました。
また、育休から復職し早期に昇進するママたちが続出していることも特徴です。最近では、復職から1年以内に昇進した社員の例が増えており、企業全体として女性の活躍を大いに支持する体制が整っています。
労働環境の改善で仕事の質を向上
ナリス化粧品が目指すのは、男女の差をなくした働きやすい環境の構築です。現状、男性社員の育休取得率も56%に達し、みんなが平等に制度を活用できるようになっています。復職後の働きやすさを意識した職場の雰囲気が、社員のコミュニケーションの質を向上させ、効率的な業務遂行を可能にしています。
ママ社員たちのリアルな声
「復職後は限られた時間の中で、いかに効率よくチームで結果を出せるかを考えるようになりました。子どもたちに笑顔でいることを見せることで、仕事の楽しさを伝えたいです。」
「効率的に仕事をすることを心掛けています。周囲のサポートを得ながら、育児や仕事と両立する日々を楽しんでいます。」
「業務時間は仕事に集中したいと考え、育児でも仕事でも全力で取り組むことで充実感を得ています。」
今後の企業の方向性
ナリス化粧品は、今後も多くのママ社員が自分のキャリアを築き上げるための支援に力を入れていく方針です。「女性が働きやすい環境は、ひいては男性も働きやすくなる環境を生み出します」と語る人事部長の藤原亜紀は、今後のビジョンを明確に持っています。
このように、ナリス化粧品は育児と仕事を両立する社員に対する理解とサポートを通じて、より良い働き方を目指しています。未来の企業文化を反映したこの取り組みは、他の企業にとっても参考になる事例といえるでしょう。