長野発!KotobitoがカンボジアKHJ Groupと提携
2025年9月3日、株式会社Kotobito(コトビト)がカンボジアのKHJ Tour&Travel Co., Ltd(KHJ)と戦略的提携に関する覚書(MoU)を正式に締結しました。これは、日本とカンボジアの架け橋を築くための重要な一歩となります。
カンボジアとの新たな関係構築
Kotobitoは「世界中で、おもしろき人と、コトを起こす」をミッションに掲げており、長野県茅野市に本社を置くカルチャープロデュース会社です。この提携を通じて、カンボジアの新たな可能性を開き、日本企業の進出を支援していく狙いがあります。KHJは、旅行、建設、日本語教育など、さまざまな事業を展開し、両国の文化交流を推進しています。
この提携は、持続可能な官民連携による新しい枠組みを創出することを目指しており、日本とカンボジアそれぞれの強みを活かし合っていくことで、より豊かな未来を築くためのモタニアです。
17年の信頼を背景に
この提携の裏には、Kotobitoの代表、石島知氏とKHJの創業者フン・シンホン氏との17年間にわたる深い親交があります。石島氏は大学在学中からカンボジアで国際協力活動を行っており、その時期からKHJとの関係が始まりました。この歴史的な信頼関係が、今回の提携を実現させる礎となりました。
目指す3つの事業領域
提携では、以下の3つの事業領域における協業を進めることが決定しています。これにより、両国間の人材交流やビジネス機会の創出を図ります。
1. 人材交流事業
この事業では、単なる労働力の移動を超え、文化交流としての人材交流を重視します。KHJが培ってきた教育ネットワークを活用し、優秀な人材を日本に受け入れる体制を整えていきます。特にカンボジアの教育機関との連携が強化されることが期待されています。
2. ウェルネスツーリズム事業
日本の自然や地域文化を体験できるウェルネスプログラムの創出が目指されています。当社は、ダイレクトにカンボジアの地域資源を活用した高品質な体験を提供し、トラベル事業を拡大していきます。
3. 日本企業のカンボジア進出支援事業
日本企業がカンボジア市場に進出する際の支援を行うこの事業は、事業構想から実装までのプロセスを包括的に伴走します。既に一部の企業との具体的な進出計画が進行中で、試行期間中に成功事例を作り出すことが期待されています。
カンボジアの期待
また、カンボジア上院の副議長トゥン・ヴァタナ氏は、今回の提携に大きな期待を寄せており、その前向きな姿勢が今後の事業推進に大きな励みとなるでしょう。
代表者のコメント
石島氏は、「この提携は単なるビジネスではなく、17年の友情と信頼の新しい章だ」とし、相互の文化が響き合う場を創出する意義を強調しました。また、KHJグループのヘイン・チャンボッパー氏は、「この提携を通じて両国の未来が明るくなるような事業を進めていきたい」とコメントしています。
まとめ
今回の提携は、長野からカンボジアへの新たな挑戦の始まりであり、持続的な発展に向けた大きな一歩です。両国の人々の交流を促進し、新たな価値を創造することで、明るい未来を切り開いていくことが期待されます。今後の展開から目が離せません。