獣医師不足を解消へ！新たな人材紹介サービスが登場

株式会社ベットパートナーズは、獣医師不足の解決を目指して2024年9月より2つの新しい人材紹介サービス『VET-C』と『VET-A』を提供開始します。これらのサービスは、動物病院向けの解決策を提供し、獣医師が長期にわたって定職として活躍できる環境作りに寄与することを目的としています。

獣医療業界の現状と課題

日本国内にはおよそ1.2万の動物病院が存在し、約1.6万人の獣医師がこの業界で働いています。そのうち約7000の病院は一人で運営されており、獣医師が2名以上いる病院は約5000です。全体的に見て、獣医師は不足しており、求人倍率は2.01倍という高水準に達しています。このような背景から、長時間労働や休暇の取得が難しい現状が続いており、特に女性獣医師は育児との両立に悩み、現場を離れるケースが多いとされています。また、病院側も、採用活動に必要なリソースや知識が不足しており、早期離職が頻繁に発生しています。

『VET-C』とは

『VET-C』は、従来の入社をゴールとせず、定着を最終目的とする新しい形の人材紹介サービスです。具体的な特徴は以下の通りです：

- 紹介手数料の低さ：理論年収の20%という従来のサービスよりも低圧的な料金設定。
- 定着サポート：正社員登用後の定着をサポートするため、紹介手数料が発生しない2年間の月額プラン。
- トライアル勤務制度：6ヶ月間の試用期間終了後、両者が合意すれば正社員に切り替え可能。
- 給与明細の公開などの工夫：新たな求人閲覧率を高める取り組みを実施。

『VET-A』の特徴

一方、専門医やフリーランス獣医師と動物病院をつなぐ『VET-A』も注目されています。こちらのサービスの主な特徴は：

- 手数料が低い：こちらも理論年収の20%で利用可能。
- 契約や支払いの代行：煩雑な契約手続きや給与交渉をVET-Aがサポート。
- スカウト代行：登録専門医を対象にスカウトを行うサポートも実施。

まとめ

獣医師不足が深刻さを増す中、ベットパートナーズが提供する新しい人材紹介サービス『VET-C』と『VET-A』は、業界に新風をもたらす可能性を秘めています。これまでの課題や問題点に真摯に向き合い、持続的に活躍できる環境作りに寄与することを目指しています。獣医師の定職としての定着を支援するこれらのサービスが、業界全体の労働環境改善にどれだけ寄与できるか、今後の展開が注目されます。