未利用木材を活用した新たな電子ピアノの魅力
ヤマハ株式会社は、持続可能なものづくりを目指し、新しいコンセプトの電子ピアノTORCH『T01』を発表しました。このモデルは、希少木材グラナディラの未利用材を鍵盤に使用しているのが特徴で、まさに環境を考慮した新たな試みと言えるでしょう。
1. 未利用材を鍵盤に活用
このTORCH『T01』では、アフリカン・ブラックウッドとして知られるグラナディラの未利用材を鍵盤に採用しました。楽器製造過程で選別された素材の一部を使用し、70%以上の高比率でグラナディラを含む鍵盤は、ほんのり木の温もりを感じさせます。キーは黒色で、経年変化による美しい色合いの変化も楽しめる逸品です。
2. 手作業によるこだわりの外装
本体の外装には、通常のポリ塩化ビニルシートを使用せず、天然オイルを手仕上げで施しました。これにより、木材の質感やあたたかみを最大限に生かした仕上げとなっており、見る者を魅了することでしょう。また、椅子の座面にもヒノキが使用され、使うほどに愛着が湧くデザインとなっています。
3. 経年変化を楽しむ
この電子ピアノは、演奏やお手入れによる味わい深い経年変化が特徴です。鍵盤や外装は、環境に応じて色が変わり、ワックスでの艶出しも可能です。楽器を長く愛用することで、より深い風合いを楽しむことができます。
4. 最高峰の音色と弾き心地
音色は、ヤマハの最高峰コンサートグランドピアノ「CFX」や、名門ブランドベーゼンドルファーの音色を搭載し、幅広いダイナミックレンジに対応。鍵盤は「グランドタッチ-エス™鍵盤」を採用しており、グランドピアノと同等の弾きごたえを実現しています。温もりのある音色が、奏者の感情を豊かに表現してくれることでしょう。
5. 限定販売と展示情報
このTORCH『T01』は、わずか20台の限定抽選販売が行われます。希望小売価格は990,000円(税込)で、抽選受付は2025年2月18日からスタートし、当選発表は4月中旬を予定しています。また、展示は2025年2月19日から3月30日の間、ヤマハの直営店などで行われます。実際に手に取り、音色を確かめる貴重な機会となりますので、興味のある方はお見逃しなく。
まとめ
ヤマハのTORCH『T01』は、木材の有効活用と持続可能性をテーマにした新しい電子ピアノの形を提案しています。この製品が、未来の楽器製造における新たなスタンダードとなることを期待しています。興味がある方は、ぜひヤマハのキャンペーンサイトをご覧ください。