写真集『Chaos』
2020-10-08 14:00:03
ウィン・シャと井上嗣也の共演、写真集『Chaos』の魅力を探る
写真集『Chaos』の魅力に迫る
ウィン・シャと井上嗣也が共作した写真集『Chaos』は、2020年11月6日に発売されました。この作品には、30年以上にわたるウィン・シャの独特なビジュアルが詰まっており、彼の写真表現とデザインの革新性が融合しています。
ウィン・シャは、1997年から映画監督ウォン・カーウァイの専属スチルカメラマンとして知られ、数々の名作に貢献してきました。この冒険的な写真集も、彼の独特な視点が反映されています。ウィン・シャの写真には、慌ただしい撮影現場での瞬間を捉えた「間違いだらけ」と表現されるユニークさがあり、これは独学から生まれたものです。
アートディレクションによる新たな解釈
一方、井上嗣也はアートディレクターとして多くの賞を受賞し、広告や出版での仕事を通じて多種多様なデザインを手がけてきました。彼とウィン・シャの teaming が生まれた背景には、アートと写真の新しい表現を模索する想いがあります。『Chaos』では、二人の才能が響き合い時に衝突し、混沌の中にある美しい調和を見出しています。
この写真集には、映画作品やファッション誌の撮影、未公開のプライベート作品など、多彩な写真が含まれており、ウィン・シャ自身が積み重ねてきた経験が詰まっています。彼の言葉にもあるように、これらは新たな形でループし、彼のデザインのビジョンを形にしています。
作品の哲学とメッセージ
ウィン・シャは、写真集の制作過程で、偶然と思われるイメージがどのように意味を持つのかを日々探求していました。彼はかつて、フォトジャーナリストに憧れてカメラを手にした少年でした。この少年の夢が時間をかけて形となり、彼のビジョンに繋がっているのです。島のように点在するイメージが結びついて、新たな物語を紡ぎ出す瞬間を目の当たりにしたと言います。
井上嗣也もその過程を振り返り、香港で育まれた素材が東京で再生し、新たなビジョンへと導いていく過程の楽しさを語っています。彼の斬新なデザインは、ウィン・シャの多様な写真表現に影響受け、双方のアプローチが新たな境地を生んでいます。
書籍の概要
写真集『Chaos』は、B4変形の308ページ、定価15,000円(税別)の価値がある作品です。ISBNは978-4-89815-527-1で、全国書店やオンライン書店で購入できます。
この写真集は、ウィン・シャが捉えた瞬間の真実や彼の独特な視点を知るための貴重な機会であり、また、井上嗣也のアートディレクションによる新しいアイデンティティと共鳴し合う作品でもあり、アートや写真に興味がある人にとっては必見の一冊です。彼らの共同作業が生み出した『Chaos』は、ただの写真集ではなく、視覚と感覚の新しい冒険を提供してくれるでしょう。
会社情報
- 会社名
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古屋言子 プロデューサー
- 住所
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- 電話番号
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090-4736-5965