ゆとり営業の実態調査
2015-09-03 11:00:08
ゆとり世代営業マンの実態解明!ITツール活用で効率化を図る新時代営業スタイルとは?
ゆとり世代営業マンの実態解明!ITツール活用で効率化を図る新時代営業スタイルとは?
近年、企業における営業スタイルの変化が著しい中、特に注目を集めているのが「ゆとり世代」の営業マンです。彼らをめぐっては、ネガティブなイメージが先行しがちですが、実際はどのような実態があるのでしょうか?
株式会社イノベーションが実施した「あなたの職場環境に関するアンケート」調査(2015年8月19日~20日、20代~50代のビジネスマン329名対象)の結果を元に、ゆとり世代営業マンの実態を多角的に分析します。
営業に必要な能力:コミュニケーション力と行動力の重要性
まず、営業にとって最も重要な能力について見ていきましょう。アンケートでは、「コミュニケーション力」と「行動力」がほぼ同率でトップとなりました。
これは、従来型の訪問営業だけでなく、クラウドサービスの普及により、多様な企業ニーズへの対応が求められる現代営業の現状を反映していると言えるでしょう。単にアポイントを取って訪問するだけでなく、顧客の課題を的確に理解し、最適なソリューションを提供する能力が不可欠となっています。
ゆとり世代営業マンの特徴:ITスキルと指示待ち姿勢
では、ゆとり世代営業マンの特徴は?調査によると、「ITツールを利用して効率よく業務をこなす」点は高く評価されています。デジタルネイティブ世代である彼らが、ITツールを駆使して業務効率を高めていることは大きな強みです。
しかし、一方で「忍耐力」や「行動力」の不足、「指示待ち姿勢」といった課題も見られました。これは、従来型の営業スタイルに慣れた先輩社員から見ると、物足りない点として映るのかもしれません。
世代間の営業スタイルの変遷:行動重視から効率重視へ
さらに、世代間の営業スタイルの違いも明らかになりました。団塊の世代では「行動重視型」が主流だったのに対し、ゆとり世代では「効率重視型」へとシフトしています。
これは、ITツールの進化や、社会全体での効率化の流れを反映した結果と言えるでしょう。アポイント数や訪問数を重視するのではなく、限られた時間の中で最大限の成果を上げることを重視するスタイルへの変化が、世代間で見て取れます。
ゆとり世代のモチベーション向上:褒めることの重要性
最後に、ゆとり世代のモチベーション向上について。アンケートでは「結果に対して、できた部分を褒める」ことが重要だと回答が集まりました。
これは、常に結果を求められる厳しい環境の中で、小さな成功体験を積み重ね、自信をつけていくことが重要であることを示唆しています。指示待ちの姿勢を改善し、自主性を促すためには、適切な褒め方とフィードバックが不可欠と言えるでしょう。
まとめ:ITスキルとモチベーション管理の両立が鍵
今回の調査から、ゆとり世代営業マンはITスキルを活かした効率的な営業スタイルを確立しつつも、忍耐力や行動力、自主性の向上といった課題を抱えていることが分かりました。
企業は、彼らの強みであるITスキルを最大限に活かしつつ、適切な指導やモチベーション管理を行うことで、彼らを育成し、組織全体の生産性向上につなげていく必要があります。 世代間のギャップを理解し、双方にとって働きやすい環境づくりが、これからの営業組織にとって重要な課題となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社イノベーション
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- 東京都渋谷区渋谷3-10-13 TOKYUREIT渋谷Rビル3F
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