品川リフラクトリーズ・合併
2025-01-22 15:51:21

品川リフラクトリーズがファインセラミックスを吸収合併、成長戦略を加速

品川リフラクトリーズの戦略的合併



品川リフラクトリーズ株式会社(本社:東京都千代田区)は、2025年4月1日をもって、完全子会社である品川ファインセラミックス株式会社を吸収合併することを発表しました。これにより、両社の経営資源や技術・人材を統合し、経営の効率化を図ると同時に、成長戦略の実行に向けた体制を強化します。

合併の背景と目的



品川ファインセラミックスは、ファインセラミックス製品の製造・販売を中心とする企業であり、品川リフラクトリーズグループの重要な事業ドメインである「先端機材セクター」の中核を担っています。グループは「ビジョン2030」という長期ビジョンを掲げ、半導体製造装置や航空宇宙・エネルギー分野などの新たな成長市場に進出する準備を進めています。

この合併を通じて、両社の経営資源を一つにすることで、より強力な生産体制を構築し、成長を加速させることを目指しています。特に、先端機材セクターにおける市場ニーズを捉え、需要の拡大に応えるための基盤整備が重要になります。

合併の詳細



合併に関しては、以下のスケジュールで進行します。
  • - 合併契約書承認取締役会: 2025年1月22日
  • - 合併契約書調印: 2025年1月22日
  • - 合併期日(効力発生日): 2025年4月1日(予定)

この合併は簡易合併の形態を取り、品川ファインセラミックスは解散となります。品川リフラクトリーズは既に全株式を保有しているため、対価の交付は行われません。合併前に発行されている新株予約権はなく、手続きもスムーズに進む見通しです。

経営の効率化と成長基盤の整備



合併後は、両社の強みを活かしつつ、特に先端機材セクターにおける市場競争力を強化します。また、2024年度から2026年度の間には半導体製造装置関連市場への参入をさらに深化させ、第7次中期経営計画(2027~2030年度)においてさらなる成長を図る予定です。

具体的には、航空機部材用の特殊蒸着材やリチウムイオン電池向けの製品など、将来の成長分野への積極的な投資を進める方針です。これにより、2030年度には先端機材セクターの売上高を35億円から90億円に倍増させる目標を掲げています。

まとめ



今回の吸収合併は、品川リフラクトリーズグループが新たな成長を実現するための重要なステップです。今後の市場動向に注視しながら、戦略的な経営資源の統合を進め、競争力を強化していくことで、持続的な成長を遂げることを目指します。


画像1

会社情報

会社名
品川リフラクトリーズ株式会社
住所
東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町ビル8階
電話番号
03-6265-1600

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。