株式会社アルファポリスが新たにリリースする青春BL小説レーベル「アンダルシュ文庫」が、2026年10月19日に創刊されることが発表された。このレーベルのキャッチコピーは“きらめく恋にキュンとするボーイズラブ”。新たな風が吹くこのレーベルには、学生ボーイズカップルの愛や友情、青春時代ならではの葛藤が描かれた作品が多数登場する。
創刊ラインナップには、特に注目すべき二冊が含まれている。一つ目は、雨宮里玖氏の『その告白は勘違いです』。この作品は、同社が開催した「第1回青春×BL小説カップ」にて大賞を受賞したもので、クールな優等生と落第寸前のワンコ少年の関係が軸になっている。勘違いから始まる恋の形は、まさに青春そのもの。
莉紬という成績優秀とは言えない少年が、勉強のために優等生の有馬に頼み込むところから物語は始まる。しかし、ある誤解から、二人の関係は意外な方向に進み、友情が恋へと発展していく様子が描かれている。戦わずして繊細に心を寄せ合う二人に、読者は思わずキュンとさせられることでしょう。
もう一冊は、星井悠里氏の『推しは目の前の先輩です』。この作品も「第1回青春×BL小説カップ」で優秀賞を受賞した名作で、主人公の宮瀬がぬいぐるみ制作を通じて人気者の先輩・白川と親しくなる様子が描かれています。見かけとは裏腹に自分に自信がない貴臣の成長や、先輩との関係性が微妙に変化していく過程が楽しめる。特に、ぬいぐるみをきっかけに二人の距離が縮まっていく過程は、まさにじれキュンを感じさせてくれる。
両作品ともに、登場人物たちの思春期ならではの気持ちの揺れや、恋愛に対する不安、そわそわした感情を丁寧に描写している。そのため、単なる恋愛小説ではなく、青春そのものを感じることができるだろう。
さらに、アンダルシュ文庫の電子版では、通常版に加え、メインカップリングにスポットを当てた書き下ろしのショートストーリーが収録され、ファンへの情報も盛りだくさん。ウェブ連載に夢中な読者にとって、見逃せない内容となっている。
このように、青春BL小説レーベル「アンダルシュ文庫」は、学生じみた悩みや心の動きに光を当て、新しい視点からボーイズラブを楽しむ機会を提供する。これからの発展が期待されるレーベルであり、ファンや新規読者にとっても楽しみに言えばならない存在となるに違いない。読書の秋の新たな楽しみとして、アンダルシュ文庫から目が離せない。