エフピコと福山市が資源循環と脱炭素社会の協力を強化

エフピコと福山市が連携協定を締結

新たな挑戦、持続可能な社会の実現に向けて

広島県福山市に本社を置く株式会社エフピコは、同市と資源循環及び脱炭素促進に関する連携協定を結びました。この協定の目的は、市民が一人ひとり資源循環や脱炭素社会の担い手となり、環境に優しい持続可能な社会を目指すことです。市長は、「市民の皆さんと共に協力し、次世代に良い環境を引き継いでいきます」と語っています。

教育の重要性と「食品トレーのひみつ」

協定の一環として、エフピコは福山市内の小中学校に向けて、環境学習に活用できる学習まんが「食品トレーのひみつ」を1,000冊寄贈しました。この取り組みは、子どもたちの環境意識を高めるとともに、地域全体の環境教育を推進することを目的としています。キャラクター「くわいちゃん」とエフピコのマスコットキャラ「ピコザウルス」もイベントに登場し、子どもたちとの交流を楽しみました。

協定の具体的な取り組み

1. プラスチック資源の地域循環の拡大

プラスチック酒類のリサイクルシステムを推進し、特に「トレーtoトレー」「ボトルto透明容器」などの循環プロジェクトに取り組みます。これにより、地域資源の有効活用を図ります。

2. ゼロカーボンシティの推進

再生可能エネルギーの導入や省エネルギー対策を強化し、気候変動に立ち向かう「ゼロカーボンシティ」を目指します。地域の企業とも協力し、CO2削減に向けた取り組みを進めます。

3. 環境教育・学習への支援

持続可能な社会を担う人材の育成を目的とした環境教育に力を入れ、学校のカリキュラムに取り入れる形で進めていく方針です。

4. SDGsの推進

持続可能な開発目標（SDGs）に関連した取り組みを実施し、地域の課題解決に貢献する活動を強化します。

5. 公共施設へのトレー回収ボックス設置

市内の公共施設にトレー回収ボックスを設置し、プラスチック資源の適切な管理を行います。市民の協力を得ながら、資源回収の効率化を図ります。

6. 環境学習拠点の整備

次世代エネルギーパークを中心とした環境学習の拠点を整備し、地域全体で環境意識を高める場を提供します。

地域と共に、サステイナブルな未来へ

エフピコと福山市の連携は、地域の環境問題に具体的な解決策をもたらす一歩です。「トレー回収BOX」設置や環境教育の推進を通じて、市民が一体となり、持続可能な社会を築くために、これからの活動が期待されています。持続可能な未来に向けて、この連携がどのように展開されていくのか注目です。エフピコは、地域発の取り組みを通じて、他の地域への模範となることを目指しています。