フィリピンでカーボンクレジット
2025-09-29 11:44:58

Green Carbon社、フィリピンでのカーボンクレジット創出プロジェクト開始

プロジェクト概要


Green Carbon株式会社は、東邦ガスと提携し、フィリピン・ボホール州において水田由来のカーボンクレジット創出プロジェクトの実証を開始しました。この取り組みは、二国間クレジット制度(JCM)を活用し、気候変動への対策と地域振興の両立を図ることを目的としています。本プロジェクトは、中部地方の企業による初の試みです。

プロジェクトの背景


フィリピン・ボホール州は豊かな農地を持ち、その約45%が農業に使用されています。約80%の住民が農業に従事しており、稲作が主要産業となっています。Green Carbonは、ここで間断灌漑(AWD)技術を用い、水田のメタンガス排出を削減することを目指しており、パイロット事業は2025年の雨季からスタート予定です。

代表的な農業地域


本プロジェクトでは、ウバイ、ピラール、ダゴホイ、サンミゲル、カルメンといった主要な稲作地帯で展開予定です。特にウバイ市は、8,000ha以上の耕作面積を誇る地域の農業中心地であり、州政府のサポートを受けた有機農業技術センターが存在します。ここでの取り組みは地域農家の新たな収入源を生むだけでなく、持続可能な農業技術の普及に貢献することも狙っています。

各社の役割


  • - Green Carbon: プロジェクトの運営及びデータ管理。
  • - 東邦ガス: クレジットの調達と活用をサポート。

Visayas State Universityの協力


フィリピンの有名大学であるVisayas State Universityも、今回のプロジェクトにおいて重要な役割を果たします。持続可能な農業におけるデータ分析や研究を通じてプロジェクトを支援します。

環境への影響


本プロジェクトは、地域経済の発展を促進し、同時に日本の脱炭素化にも寄与します。さらに、JCMの仕組みを活用することで、地域の農家にも恩恵をもたらし、持続可能な農業の普及にも資するものです。

今後の展望


Green Carbonは、東南アジアを中心に幅広いカーボンクレジット創出プロジェクトを進めており、特にフィリピンのAWDによるメタンガス削減プロジェクトに力を入れています。今後、日本においても消費市場が拡大する中、成長を続ける見通しです。環境保護と地域振興の両立を掲げ、引き続き地域に根ざした活動を行っていくでしょう。


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会社情報

会社名
Green Carbon株式会社
住所
東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
電話番号
080-7307-8597

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