Neousys Technologyの新たな挑戦、Nuvo-11000シリーズ
堅牢な組込みシステムの提供で知られるNeousys Technologyが、最新のファンレス組込みコンピュータ「Nuvo-11000シリーズ」を発表しました。この新しいシリーズは、IntelのAIエンジンを搭載したCore Ultra 200プロセッサーによる優れた演算性能を実現しています。
高性能を支える先端技術
Nuvo-11000シリーズは、TSMCの最先端3nmフォトリソグラフィーとIntel® Core™ Ultra 200Sプロセッサーを基盤にしており、AI NPUを内蔵することで従来に比べ約1.2倍のCPU性能を実現しました。また、最大36 TOPSのAI演算能力を発揮します。さらに、DDR5-6400メモリーとPCIe Gen5をサポートし、業界のさまざまなアプリケーションにおいて高い柔軟性を提供します。
スピードと柔軟性を兼ね備えた設計
このシリーズは旧世代と比べて、大幅な性能向上を果たしました。M.2 Gen5スロットを通じて最新のNVMe SSDをサポートし、11,000 MB/秒を超える驚異的な読み取り・書き込み速度を実現。また、最大96 GBの非ECC DDR5-6400 SDRAMをサポートし、高負荷作業の処理がスムーズに行えます。
堅牢設計による多様な接続機能
Neousysは、その伝統的な堅牢さを踏襲し、Nuvo-11000シリーズには多くの高性能I/Oポートが装備されています。温度範囲は-25°Cから70°Cまで対応し、DC入力も広範囲(8V~48V)で使える点が特長です。さらに、PoE+機能をもった2.5GbE/GbEイーサネットポートが6つ、オプションで10GbEポートが1つ、最大8ポートのUSB 3.2 Gen 2ポート、そして4K対応のビデオ出力(HDMI x1、DisplayPort x2)を装備しています。
拡張性の面では、Neousysの拡張カセットモジュールとMezIO®インターフェースを内蔵し、ユーザーは容易に必要なI/O機能を追加できます。最大2つのGen4 PCIe x16スロットを装備しており、グラフィックカードやフレームグラバーなどを取り付けることが可能です。
アップグレードの容易さ
Nuvo-11000シリーズは、旧世代と同じサイズで、ほぼ同一のI/Oレイアウトを維持しているため、既存の顧客はシステムのアップグレードが容易です。新たな演算能力の向上とデータ転送の高速化が図られているため、インフラの大規模な変更を行わずに、需要に応じた対応が可能です。
モデルバリエーション
Nuvo-11000シリーズは、Nuvo-11501、Nuvo-11531、Nuvo-11160GCなど、バリエーション豊かなモデルが展開されています。これにより、異なる産業要件に柔軟に応じた選択が可能となっています。
Neousys Technologyのビジョン
Neousys TechnologyのバイスプレジデントであるChris Niは、「Nuvo-11000シリーズは次世代の堅牢組込み製品の形を示しています。我々の技術とIntel® Core™ Ultra 200Sプロセッサーを融合させることで、高性能と省エネルギーの両立が実現され、厳しい環境でも安定したパフォーマンスを保つことができるのです」と語ります。
この新たな製品によって、産業アプリケーションにおける未来がさらに切り開かれることでしょう。
詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください:
Neousys Technology公式サイト