東京都交通局、都電車両リニューアルプロジェクトを始動！

都電車両リニューアルプロジェクト概要

東京都交通局は、東京さくらトラム（都電荒川線）の魅力向上と、高まる沿線地域の活性化を目的に、長年使用されてきた8500形車両の特別なデザインリニューアルプロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、著名なデザイナー水戸岡鋭治氏の協力を得て、新たな魅力を持つ車両を誕生させます。また、この特別な車両の運行を実現するために、都営交通初のクラウドファンディングも実施します。

リニューアルの目的

今回のリニューアルは、地域密着型の公共交通機関としての都電の更なる魅力を引き出すことが狙いです。30年以上の運行を経た8500形車両を新デザインにすることで、日常利用だけでなく、観光地としても楽しめる新たな移動空間に進化させます。デザインは、コンパクトで機能性と多様性を備えており、利用者にとって快適な体験を提供します。

新デザインの特徴

リニューアル後の車両は、「楽しい都電」をテーマに、水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けます。外装は、往年の都電を思い起こさせる山吹色のカラーリングを採用し、内装には木材を豊富に使った多様なパターンの座席が設置されます。これにより、目にも楽しい、心地よい空間が実現されます。

クラウドファンディングのご案内

本プロジェクトの一環として、都営交通初のクラウドファンディングが実施されます。目標金額は1,700万円で、支援金額は3,000円から500,000円まで様々です。期間は、令和7年5月23日から7月22日までの約２ヶ月間です。支援いただいた皆様には、例として車両デザインのグッズやお披露目式の招待など、特別な返礼品も用意されています。詳細はプロジェクトページで確認できます。

支援のお願い

リニューアルされた都電車両が東京の新たな名物となるように、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。私たちと共に、この特別な車両を作り上げていきましょう。これにより、多くの人が来て見て乗って楽しむことのできる公共交通機関としての都電の未来が開けることでしょう。

水戸岡鋭治氏の思い

水戸岡鋭治氏は、岡山市出身の著名なデザイナーです。初めて東京駅で見た山吹色の都電に感銘を受け、今回のプロジェクトへの参加に期待を寄せています。リニューアル後の都電が多くの人々に愛されることを願い、デザインに取り組んでいます。このプロジェクトで、新旧の良さを併せ持つ、懐かしくも新しい都電の姿をお届けできることを目指しています。