講座の新たな試み
株式会社高速オフセットが運営するKAMIKENプロジェクトが、株式会社類設計室が運営する学習塾「類塾プラス」の授業に参加しました。この授業では、子どもたちと共に「紙の可能性」をテーマに探求を行い、持続可能な社会の実現に向けた学びの場を提供しました。
授業の背景と目的
高速オフセットは「持続可能な未来を形に」という理念のもと、サステナブルな紙製品の普及を目指しています。今回の「類塾プラス」探求講座における参加は、次世代を担う子どもたちに、紙が持つ様々な役割を理解してもらい、持続可能な社会について考えるきっかけを与えることを目的としました。授業は約2ヶ月間で行われ、全9回の講座で構成されています。
探求講座の内容
授業は小学3年生から高校3年生を対象としており、初回の授業では印刷業界の現状や、紙製品の重要性について話をしました。「紙の可能性」というテーマに沿った探求を通じて、子どもたちは紙とデジタル媒体の違いや、それぞれの利点と欠点について自由に議論しました。
中間発表の実施
授業の中で中間発表を行い、子どもたちは各々のグループで選んだテーマに基づいて考えを発表しました。「紙のほうが良いものとデジタルのほうが良いもの」、「30年後の世界」に関する発表では、子どもたちの独自の視点から意見が飛び出し、特に「紙は思い出やメッセージを残す手段として大切」という意見が印象的でした。
未来に向けた授業の展開
中間発表後、高速オフセットが特に力を入れている「バナナペーパー」に関する授業に移りました。2050年までのカーボンニュートラルを目指すために、バナナペーパーの特徴や活用法を学びました。最終発表では、子どもたちが自ら企画を立て、展示会においてバナナペーパーを広めるアイデアを発表しました。
全体の振り返りと参加者の声
授業を受けた生徒たちは、企業との関わりを通し、クリエイティブな発想を展開しました。生徒向けに行ったアンケートでは、企業の社会的責任や環境問題に自分たちがどう関われるかについて考える機会になったとの感想が寄せられています。同時に、類塾プラスの講師陣からは生徒たちの積極的な姿勢に驚かされています。
未来に向けた取り組み
高速オフセットはこれからもKAMIKENプロジェクトを通じて、サステナブルな社会を作るために、啓発活動を続けていく方針です。子どもたちと共に学び、探求を進めることで、紙の持つ可能性が新たな気づきや価値に繋がることを願っています。
このような授業を通じて、未来を担う若者たちがどのように社会に貢献していくのか、今後の展開を見守りたいと思います。