法律の闇を描いた新作マンガが登場
2025年6月18日、株式会社KADOKAWAより、弁護士であるたぬじろうが著作した「知るほどヤバイ 知らないともっとヤバイ 法律の闇」が発表されました。本作品は、実際にあった法律トラブルや冤罪事件を基にした衝撃的なストーリーを通じて、法律の裏側に隠された真実に迫ります。
書籍の内容について
1章:相続に隠された罠
この章では亡き父の借金に悩まされる家族の物語が描かれています。「あなたの父にお金を貸していた者です…」との言葉に驚く主人公。相手から「1000円だけでも返してほしい」と言われ、無理に断るのも気が引けて渡してしまうのですが、これが思わぬ地獄を招くのです。法的な知識の欠如がどれほど恐ろしい結果を招くのかが描かれており、相続問題の深刻さを実感させられます。
2章:不倫と慰謝料の裏側
続く物語では、妻の不倫が発覚した夫が慰謝料を請求しようとする様子が描かれています。しかし、意外にも夫が離婚の際にお金を支払うことになるという理不尽な展開―この章では、離婚や別居の際に見落としがちな法律に基づくトラブルが明らかになります。まさに「知らなければもっとヤバイ」状況です。
3章:冤罪事件と司法の闇
特に目を引くのが、戦後最大の冤罪事件とも称される「袴田事件」です。1966年に逮捕されて以降、長年にわたり無罪を主張していた袴田被告が8821日の獄中生活を経て、ついに2024年に無罪判決が下されました。この章では、証拠の捏造や違法証拠に基づく自白強要など、司法の闇深き実態に迫ります。また、パチンコ問題や法律の欠陥についても触れられ、法律制度の改善が急務であることを訴えます。
著者・たぬじろうについて
弁護士のたぬじろうは、日々の弁護士業務に加え、Xプラットフォームで法律に関する4コママンガを発信しています。自身の体験をもとに、法律の複雑さや問題点をわかりやすく届ける姿勢が、多くの人に支持される要因です。彼のXアカウント(@B_Tanujiro)を訪れると、最新情報や法律ネタを楽しめます。
書籍情報
本書は144ページにわたり、現代日本のさまざまな法律問題をテーマにしています。定価は1,430円(税込)で、Amazonや楽天で購入可能です。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。法律というテーマが今まで知らなかった側面を知るきっかけになれば幸いです。
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