ボルボ建機、新型小旋回油圧ショベル「ECR355」を日本で発売
株式会社ボルボ・グループ・ジャパン(本社:東京都港区六本木)は、36tクラスの新型小旋回油圧ショベル「ECR355」を発表しました。この新モデルは、6月17日から開催されているCSPI-EXPOでお披露目され、日本市場への正式な導入が決まりました。
「ECR355」は、狭い作業現場でも高い作業能力を発揮し、安全性を兼ね備えた次世代フラッグシップモデルです。都会の再開発や解体工事など、限られたスペースでの作業に最適であり、その特長として高い後方超小旋回機能が挙げられます。これにより、安全に作業を進めることが可能となります。
技術面での革新
本機には、AIディープラーニング技術を活用した人物・障害物検知システムが搭載されており、安全性の向上が図られています。また、キャブ内の拡大と冷却機能の向上により、オペレーターの快適性も追求されています。このように、ボルボ建機はオペレーターと環境の両方に配慮した設計を行っています。
CSPI-EXPOでのボルボ・グループ・ジャパンの出展は単独ブースとして初めてで、展示ブース全体が「Power your ambition」というテーマでデザインされています。このコンセプトには、持続可能な社会を構築するためのボルボの決意と、日本建設業界の未来への貢献が込められています。
除幕式の盛況
除幕式はCSPI-EXPOの初日、6月17日に行われ、ボルボ建機アジア地域責任者のヨアキム・アーンドーン氏が製品プレゼンテーションを行いました。式典では、ECR355の初の購入者となった髙山建材興業株式会社にキーが贈呈され、新型ショベルの性能と利便性を証明する場ともなりました。
日本の建設業界は現在、大きな変革の時を迎えています。2024年からは「時間外労働の上限規制」が適用され、より効率的な施工が求められています。また、排出ガス規制の強化や人手不足の影響により、安全性向上への要請が高まり続けています。このような環境の中、「ECR355」の提供は非常に重要な意味を持っています。
進化した性能
「ECR355」の主な特徴には次のような点があります。
1.
燃費7%向上: 新型ボルボD8Mエンジンを採用し、電気油圧式コントロールシステムを搭載。これにより燃費が従来より7%向上しました。
2.
安全性向上: ボルボスマートビュー搭載により、360°カメラと高精度レーダーを用いて人物や障害物を識別。リアルタイムでオペレーターに通知します。
3.
快適なオペレーター環境: キャブスペースの拡大により、作業中の疲労を軽減し、冷却性能も向上しています。さらに、電動ジョイスティックを標準装備し、快適な操作性を実現。
4.
半自動制御システム: ボルボアクティブコントロールをオプションで選択可能。自動採点や深さ制限機能があり、スキルのないオペレーターでも高精度な作業が可能です。
主要スペック
- - 機械重量: 36t(35,500〜39,400 kg)
- - エンジン: Volvo D8M(最大出力 189 kW)
- - 最大掘削深さ: 6,940 mm
- - 最大掘削半径: 10,635 mm
- - 最大牽引力: 286 kN
この「ECR355」は、日本国内ではニシオティーアンドエム株式会社と第一東洋株式会社を通じて購入可能で、ボルボ建機は、これからも先端技術を駆使して日本市場に対応した商品を提供し続けることを目指しています。ボルボ建機の新しい挑戦に、今後も期待が高まります。