アート交差点
2025-10-17 13:25:19

岡崎京子と伊藤若冲のアートが交差する特別展が開催

特別展「and flowers」のご案内



京都市内のアンプリチュードにて、集英社マンガアートヘリテージが主催する特別展「and flowers」が開催されます。この展示は、現代の漫画家である岡崎京子と江戸時代の画家・伊藤若冲の作品を一堂に集め、その独特な世界観を描き出すものです。

岡崎京子の作品紹介


岡崎京子(1963年生まれ)は、マンガ界で圧倒的な存在感を放つ作家であり、1989年の作品『pink』の中で “普通に” こわれた女性の愛と資本主義を描いています。彼女の作品は、文化や社会への深い洞察を反映させた内容となっており、読む者に新しい体験を提供してきました。

展示される作品は以下の4点です:
  • - 「pink/ユミちゃん2」
  • - 「私は貴兄のオモチャなの」
  • - 「うたかたの日々」
  • - 「pink/ユミちゃん1」

これらの作品は、手漉きの越前和紙を用いたコロタイププリントで制作され、様々なテクスチャや色彩の美しさを引き出しています。特に、コロタイプ印刷は網点ではなくグラデーションで表現するため、作品に深みを与えています。

伊藤若冲の作品紹介


伊藤若冲(1716年-1800年)は、奇想の画家として知られ、精緻な描写とユニークな構図で多くの人を魅了しています。展示には以下の木版画が含まれます:
  • - 「花卉図/向日葵」
  • - 「花卉図/花蓮」
  • - 「花卉図/小薊」

これらの作品は、若冲特有の升目描きによる華やかな花々を描いており、視覚的な美しさが際立っています。また、独特の背景色は、伝統的な浮世絵の技法を駆使しており、幾何学的な枠と色彩の共演が検討されています。

展示の魅力


この展示は、岡崎京子と伊藤若冲という異なる時代やスタイルのアーティストを一つの空間で楽しむことができる貴重な機会です。四角いフレームに囲まれたモノクロの女の子たちと、丸いフレームの中で力強く生きる色とりどりの花々が、200年の時を超え共存しています。この対比を通して、現代と伝統の間にある何か新しい発見があるかもしれません。

展覧会詳細


  • - 会期: 2025年11月13日(木)~12月18日(木)
  • - 会場: 京都アンプリチュード
  • - 住所: 京都市中京区御池通堀川東入森ノ木町208番地の2
  • - 開店時間: 10:00~17:00(11/13、14は20:00まで)
  • - アクセス: 京都市営地下鉄「二条城前駅」より徒歩2分、「烏丸御池駅」より徒歩7分
  • - 休店日: 土日祝日(15日、16日は開店)

現代アートと伝統的アートが交錯する特別な展示をお見逃しなく!


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会社情報

会社名
株式会社集英社
住所
東京都千代田区一ツ橋2-5-10
電話番号

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