AIを搭載したテニス指導サービス「TennisLabo」 の実証実験が始まる
ノアインドアステージとTAFDATAが手を組み、最先端のテクノロジーを活用使用したテニス指導の実証実験がスタートしました。この取り組みは、「TennisLabo」というAIテニス指導サービスを用いて、テニスプレーヤーの技術向上を目指すものです。
TennisLaboとは
「TennisLabo」は、TAFDATAが開発したアプリで、プレーヤーのテニスプレーを撮影するだけで、人工知能が骨格の動きを解析し、フォームの診断を行います。これにより、自分の打球がどのように改善できるかを具体的なポイントで提案。特に初中級者において、理想のフォームを最速で追求できることが特徴です。
新しい学びの必要性
近年、新型コロナウィルスの影響でスポーツ教育のスタイルが変化しています。特にテニススクールでは、ソーシャルディスタンスを保ちながらの指導が求められており、オンライン学習の重要性が増しています。一方で、オンライン教材だけでは、コーチの経験や知識に依存する部分が多くあり、指導の質が一様ではないという課題もあります。
このような中で、「AI×オンライン指導」を組み合わせることで、コーチの業務負担を軽減しつつテニス指導の質を向上させる実験が行われることとなりました。
実証実験の具体的内容
- - 期間:2020年11月20日〜2020年3月31日
- - 場所:テニススクールノア京都西校およびテニススクールノア宝塚校(予定)
この実験では、実際にTennisLaboを使用したテニス指導がどのように進行するのか、またその効果についてフィードバックを集め、指導方法の改善に役立てていく計画です。
TAFDATAの目的
TAFDATAが「TennisLabo」を開発したのは、テクノロジーの力でより多くの人々にテニスを楽しんでもらうためです。新型コロナウィルスの影響を受け、近距離での指導に抵抗感がある方も多く、AI技術を駆使することで、テニスに対するハードルを下げたいと考えています。将来的には、フォーム改善のみならず、試合解析などの機能も開発していく予定です。
ノアインドアステージの思い
ノアインドアステージ株式会社の代表、大西雅之氏もこの取り組みに情熱を注いでいます。「AIを用いることで、テニスへの参加のハードルを下げ、誰もが楽しめるスポーツにしたい」という思いが背景にあります。
1980年の設立以来、テニススクールビジネスを展開していたノアインドアステージは、テニス人口の減少にも直面しています。そこで、初めてテニスにチャレンジする方々が気軽に参加できるような取り組みを進めています。
今後の展望
この実証実験を通じて得られたデータやフィードバックをもとに、今後のAIテニス指導の更なる発展が期待されています。テニスの楽しさを広めるために、AIの技術を活用し、より多くのプレイヤーが楽しく上達できる環境を整えることが目指されています。
テニス指導の未来は、もはや人の指導だけではなくAIと共に進化していくことが期待されており、今後の取り組みに注目が集まります。