NHKラジオがラジコでの新プロジェクトを開始
2017年10月2日(月)、NHKラジオが「NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」の一環として、ラジコを通じた期間限定の配信をスタートしました。この新しいプロジェクトは、全国各地に住むリスナーに向けて、ラジオの楽しみ方を再提案しようとする試みです。
配信の概要
配信は2017年10月2日正午から始まり、翌年2018年3月30日までの期間限定で行われます。対象となるエリアは関東広域(東京・神奈川・埼玉・千葉)、福岡県、宮城県、広島県、愛媛県の5地域。これらのエリア内では、NHKラジオの各種コンテンツがライブで無料で楽しめる形になっています。
提供コンテンツ
この配信では、以下のように多様なコンテンツが用意されています。
- - NHKラジオ第1:各地域ごとに異なる5つのコンテンツ
- - NHKラジオ第2:全エリア共通の1つのコンテンツ
- - NHK FM:こちらも各地域ごとに異なる5つのコンテンツ
なお、このプロジェクトでは、通常の配信方法と異なり、『エリアフリー聴取』(有料)や『タイムフリー聴取』(無料)は提供されていません。エリア内にいるリスナーのみが対象となるため、残念ながらエリア外の聴取はできない点にご注意ください。
ラジコの成長
ラジコは、その革新的なサービスによって多くのリスナーを獲得しています。最近の報告によれば、民放ラジオ82局と放送大学が参加するラジコの月間ユニークユーザー数は、なんと1,000万人に達し、日間ユニークユーザー数は100万人を超えています。この人気の背景には、スマートフォンやPCを利用した手軽な聴取があるでしょう。
さらに、2014年4月から始まった『エリアフリー聴取』のプレミアム会員は約44万人(2017年9月時点)にのぼり、同じく2016年10月開始の『タイムフリー聴取』は約240万人のユニークユーザーを記録しています。このようにラジコは、聴取環境整備とネットとの連携を強化し、ラジオの新しい楽しみ方を探求しています。
ラジコの未来
ラジコは今後も、言葉や音楽、スポーツの感動を通して、人々の心に触れる存在でありたいと考えています。テクノロジーとの融合を図りながら、リスナーの想像力を刺激し、新たなラジオ体験を提供し続けることが目標です。音楽と人々、エンターテインメントと人々、さらには地域社会とのつながりを大切にし、これからのオーディオ・プラットフォームの在り方を追求していきます。
この新たな試みに興味を持った方は、ぜひラジコでNHKラジオの配信を楽しんでみてはいかがでしょうか。