2025年7月17日から、東京都恵比寿にあるアートギャラリー「see you gallery」にて、néné petitによる写真展『Image Paper』が開催されます。néné petitは、フォトグラファーの岡﨑果歩とスタイリストの中本ひろみからなるクリエイティブユニットで、2020年の活動開始以来、ファッション界でのコミッションワークや2023年の初個展「étude」で注目を集めています。今回のイベントは、昨年からの進展として、彼らが初めてパブリッシャーとして手がけるZINE『Image Paper』の発表も兼ねています。
本展示は、ZINEの初号である“desire”をテーマに、様々なジャンルで活躍する約20名のクリエイターたちの作品が一堂に展示されます。néné petitは、これらの作品を誌面とは異なる形で新たな空間で表現することで、訪れる方々に多様な解釈を提供します。このアプローチにより、アートとファッションが交差する新しい視野を体験していただけることでしょう。
開催前日の7月16日には、レセプションが行われ、いち早く参加クリエイターやアート愛好者との交流が図られます。会期中は、毎日13時から20時まで開放され、入場は無料となっていますので、多くの方々に気軽に訪れていただける機会です。
ZINE『Image Paper』は、各々のクリエイターがどのように“desire”を解釈し、それを視覚化するかに焦点を当てています。その中には、初めてカメラを持った少年から、アートの中で身体をテーマにした写真家、さらにはスタイリストやデザイナーなどが参加しています。彼らの多様なアプローチは、ZINE一冊に収められた時、思わず手に取って見たくなる魅力を生み出しています。
今回の展示で注目すべきは、コントリビューターたちの自由な表現自体です。彼らには依頼後、方向性を与えることなく真にインスピレーションを委ね、各自の解釈で作品の制作を頒布します。この自由なアプローチこそが、néné petitの独自のスタイルにも繋がってきました。
また、see you galleryの運営理念にも賛同し、「コミュニケーションをデザインする」旨を掲げ、アーティストと観衆が新たな関係性を築くための場として機能していることが大事です。「またね」と言えるような場所として、文化的背景や商業的価値の融合を目指し、地域との関係を大切にしているギャラリーです。
記者として見る限り、今回はnéné petitが提案するアートの新たな側面と、ZINE文化の推進を強く感じることができます。彼らの持つ独自の感性と、魅力的な表現が交差するこの機会に、多くの人々がインスピレーションを見つけることが期待されます。今後も定期的に続けられるこのプロジェクトに、ぜひご期待ください。
詳細は公式ウェブサイトで確認してみてください。アートに興味のある方々はもちろん、コミュニティとの連携を大切にする方々にも魅力的な展示となりそうです。