万博でよみがえる伝説の味
1964年、大阪の地で生まれた「サンドウイッチハウス グルメ」。戦後の復興期に、新たな食文化を提案するために立ち上がったこのサンドウイッチ専門店は、そのユニークなコンセプトで多くのファンを魅了してきました。その名物サンドウイッチは、料理とパンの素晴らしい融合を果たし、素材の新鮮さと手作りにこだわる姿勢が評価され、全国に展開したのです。しかし、時代の流れとともに多様化した食の選択肢の中で味の歴史が薄れていったのも事実。
しかし、そんな歴史を引き継ぎ、再び注目を集めるイベントが存在します。「大阪・関西万博2025」の場で、ついに「サンドウイッチハウス グルメ」が復活するのです。2025年7月21日から11日間にわたり、万博の特設エリア「ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』」で、懐かしの味を楽しむことができます。
人気メニューの復活
万博に登場するメニューは、看板商品である「牛ヒレダブルカツサンドウイッチ」と「えびフライのサンドウイッチ」です。特に、牛ヒレ肉を贅沢に二枚使用したダブルカツサンドウイッチは、こだわりの特製ソースと相まってまさにお肉好きにはたまらない逸品。さらに、特大のブラックタイガーを使用したえびフライのサンドウイッチも見逃せません。特製タルタルソースとともに、まるでエビ料理を食べているかのような感覚を味わえることでしょう。
テイクアウトボックスで提供されるこのサンドウイッチは、一層魅力的。また、斬新な職人技による美しい断面も特徴的です。これに加え、付け合わせにはピクルスと「幻のパイナップル」として名高い西表島産の「ピーチパイン」が添えられ、贅沢の極みです。甘くて芳醇な香りが広がる果肉は、まるで特別なデザートのような味わいを提供します。
食文化の継承と再発見
このイベントは単なる復活ではなく、食文化の再発見という重要なテーマも含まれています。「あの味をもう一度」という多くの声に応える形で、かつてのファンだけでなく、若い世代にも新たな食体験を提供する試みがなされています。万博という大舞台でのサンドウイッチ店が、歴史を受け継ぎ、次代に伝えるというメッセージを感じながら、懐かしの味を楽しむことができるのです。
概要とアクセス
大阪・関西万博で「サンドウイッチハウス グルメ」が提供される場所は、ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』の1F物販エリアです。出店期間は2025年7月21日から7月31日まで。価格は、牛ヒレダブルカツとえびフライのサンドウイッチが税抜き1,800円、ビールセットは2,200円。また、ベストセラーのサントリープレミアムモルツや伊右衛門ジャスミン茶も取り扱っています。
会場へのアクセスは、Osaka Metro 中央線の夢洲駅から直通で、エスカレーターを上がると万博のゲートへ直結しています。主要駅からのシャトルバスも利用でき、便利な交通手段が整っています。
昭和から続く記憶を、ぜひ万博という次の世代へとつなげていく機会にしてみませんか? 皆様の訪問を心よりお待ちしております。