Quantecが新しいレーザー加工の未来を開く
株式会社Quantecは、このたび株式会社ベンチャーラボインベストメントから資金調達を行った。これにより、同社はレーザープロセス技術の高度化や顧客対応力の向上を目指し、更なる事業基盤の拡充を図る。Quantecはその革新的アプローチとして「プロセス起点」でのレーザー加工設計を採用しており、物理原理に基づいた新たな加工条件を提示してきた。
独自のアプローチとは?
Quantecが採用する「プロセス起点」のアプローチとは、従来の装置や光源に依存せず、目的の加工結果を逆算して最適なレーザーパラメータやシステムを設計する方法である。この方法により、難しい加工技術も低コストかつ高品質で実現できる可能性が広がる。たとえば、特定のメーカーの光源に依存せず、市販の光源やカスタム開発した光源を選び、最適解を提供できる点がQuantecの強みである。
高難度テーマへの挑戦
過去にQuantecは、難加工材料へのスクライビング、金属基材を傷めずに樹脂だけを除去する選択的加工、EVモーター部品への応用など、さまざまな高難度な技術テーマに挑んできた。さらに、研究開発から量産に至るまでの支援体制を整備し、製造業の多様な加工ニーズに応える準備を整えている。次世代自動車、半導体・電子部品、ディスプレイ、新エネルギー、建築・インフラメンテナンスなど、レーザー応用の余地が大きい市場に向けて事業を展開している。
資金の使途と今後の展望
今回の資金調達は、レーザープロセス技術の研究開発や顧客の課題に対応するための開発体制の拡充に充てられる予定である。また、協業先との連携を強化し、実装から量産展開を加速していく狙いもある。Quantecは「レーザープロセスを再定義する」というビジョンのもと、高精度な加工、高効率化、低環境負荷化を同時に実現することで、レーザー加工の適用領域を広げることを目指している。
代表者と投資家のコメント
CEOの上瀧英郎氏は、今回の支援に感謝するとともに、技術開発と事業基盤の強化に努めていくと所信を述べた。「Quantecは、装置起点ではなくプロセス起点で再設計することで、これまで困難とされてきた加工課題に新たな解を示してきました。今後も製造現場に対して価値あるレーザーソリューションを提供してまいります。」
また、株式会社ベンチャーラボインベストメント代表取締役の山中唯義氏は、「Quantecの技術は、製造現場での困難な加工課題に対し新しい解決策を提供する可能性がある」と期待を寄せている。
会社概要
- - 会社名: 株式会社Quantec
- - 設立: 2024年7月1日
- - 本社: 東京都町田市
- - 事業内容: レーザープロセス技術の開発・提供、受託開発、レーザー加工装置及び光学ユニットの開発・製造・販売
- - URL: Quantec公式サイト