エコ意識の高まりが消費を促進!耐久消費財の買い替え行動調査結果

エコ意識が消費を促進!耐久消費財の買い替え行動調査結果



2008年に行われた耐久消費財の買い替え行動調査の結果が発表され、エコ意識が消費行動に大きな影響を与えていることが明らかになりました。この調査は、株式会社ブランド総合研究所が実施し、過去3年以内に家電や自動車などの耐久消費財を買い替えた1,248人を対象に、インターネット調査によって行われました。

エコ意識が買い替え行動を促進



調査の結果、耐久消費財の買い替えにおいて、エコ意識が大きく影響していることがわかりました。回答者の57.2%がエコを意識して買い替えを行っており、「エコに配慮して積極的に買い替えた」と回答した人は9.9%、「買い替えのタイミングが早まった」と回答した人は8.1%に上りました。さらに、「エコに配慮した商品を選んだ」と回答した人も39.2%にのぼります。

特に、「積極的に買い替えた」と「買い替えのタイミングが早まった」の合計18.0%は、環境負荷の少ない商品の登場によって消費が促進されたと推測できます。この結果から、企業が環境負荷の少ない商品を開発・販売することで、消費市場の活性化に貢献できる可能性が示唆されます。

エコ商品別買い替え促進効果



商品別にエコ商品による買い替え促進効果を分析した結果、給湯システムが43.8%と最も高く、続いてエアコン(27.0%)、照明器具(26.6%)、キッチン(24.2%)、窓ガラス・壁・遮光カーテンなど(22.6%)となりました。

また、エコによって買い替えが促進された人数が最も多かったのは照明器具で114人(回答者の9.1%)、次いでエアコン(69人、5.5%)、車(60人、4.8%)という結果になりました。

買い替えの効果を実感



エコを意識して買い替えを行った人に対して、その効果について尋ねたところ、「とても効果があった」と答えた人は24.2%、「少し効果があった」と答えた人は43.9%と、合計で68.1%が買い替えの効果を実感していることがわかりました。

買い替え時の重視点



買い替え時に重視した点について複数回答で尋ねたところ、「省エネ/省資源」が78.5%と最も多く、次いで「運用コストや光熱費の安さ」が41.0%となりました。その他、「安全性」や「静寂/低音量」なども、それぞれ2割弱の人が重視していました。

商品別に見ると、「省エネ/省電力」はほとんどすべての商品で重視されていましたが、洗濯機では「省資源/節水」が、「車」では「低CO2」がより重視される傾向がありました。

今後の買い替え意向



今後、エコを意識した商品に買い替える意向について尋ねたところ、「すぐにでもエコのために買い替えたい」または「買い替え時期を早めたい」と回答した割合が最も高かったのは照明器具(電球を含む)で16.9%、次いでエアコン(13.2%)、車(12.3%)となりました。

まとめ



今回の調査結果から、消費者のエコ意識の高まりが、耐久消費財の買い替え行動に大きな影響を与えていることが明らかになりました。環境負荷の少ない商品の開発・販売は、消費市場の活性化に繋がる可能性が高く、企業にとっても大きなビジネスチャンスとなることが期待されます。今後、ますます重要性を増していくであろうエコ意識を捉えた商品開発が、企業の成長戦略において重要な要素となるでしょう。

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会社名
株式会社ブランド総合研究所
住所
東京都港区虎ノ門1-8-5河野虎ノ門ビル
電話番号
03-3539-3011

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