菱田蒸溜所初のモルトウイスキー「ニューボーン Prelude3」
鹿児島県大崎町にある菱田蒸溜所が、2025年11月4日(火)に初のモルト100%ウイスキー「ニューボーン Prelude3」を発売します。伝統に培われた技術と新たな挑戦が融合したこの製品は、短熟でも豊かな風味を持つことが特徴です。
菱田蒸溜所の歴史
菱田蒸溜所は、1901年に創業された天星酒造内に2022年に設立されました。焼酎の製造で名を馳せる同酒造は、平成の名水百選にも選ばれた「普現堂湧水源」の超軟水を使用しており、ウイスキーにおいてもその利点を活かしています。鹿児島県大隅半島の温暖な気候が相まって、ウイスキーの独自の個性が育まれています。
ニューボーン Prelude3の詳細
「ニューボーン」とは、熟成期間が3年未満の若きウイスキーを指す名称ですが、菱田蒸溜所の「ニューボーン Prelude3」は、特に注目すべき商品です。21ヶ月という短い熟成期間にもかかわらず、PXシェリー樽で熟成されたこのウイスキーは、豊かで個性的なキャラクターを持っているとされています。
製品情報
- - 商品名:菱田蒸溜所 ニューボーン Prelude3
- - タイプ:ニューボーン
- - 原材料:モルト(イギリス産)
- - 内容量:700ml
- - アルコール度数:47%
- - ボトリング本数:2,000本
- - 希望小売価格:5,500円+税
テイスティングノート
テイスティングには、長濱蒸溜所のチーフブレンダー、屋久佑輔氏によるコメントが寄せられています。
アロマ
熱帯の気候で育まれた樽の魅力が最大限に引き出されており、濃厚な甘みが流れ込むアロマは目を引きます。PXシェリー樽の特製により、ドライフルーツや黒糖の香りがほんのり広がり、バニラや蜂蜜、カラメルといった樽感が調和しています。ダークチョコレートやアールグレイの奥深い余韻が感じられることでしょう。
テイスト
口に含むと、リッチでありながらコクのある甘みに包まれます。シェリーカスクから来るダークチョコレートや干しブドウの香りが口中に広がり、渋みと紅茶のようなニュアンスが絶妙な奥行きを生み出します。若々しい力強さとオーク樽のウッディ感が調和した、このウイスキーは滑らかさと重厚さを誇ります。
会社の背景
天星酒造は1901年に創立され、その後も多くの人々に愛される酒類製造業として挑戦を続けています。ウイスキー製造部門が新設されたことで、さらに多様な商品が展開されることが期待されています。
まとめ
菱田蒸溜所の「ニューボーン Prelude3」は、短熟ながらもその魅力が詰まった一品です。酒類愛好家にも新たな挑戦を続ける菱田蒸溜所の姿勢が伝わることでしょう。11月4日からの発売に期待が集まります。