9月1日、月刊『致知』は創刊46周年を迎え、特別な記念号として10月号を発刊しました。この号では和食の神様・道場六三郎氏と世界のホームラン王・王貞治氏が初めて対談を行い、互いの道を極めた経験や成功の秘訣について語り合っています。このイベントは、両氏が『致知』の愛読者であることをきっかけに実現し、道場氏が登場した2024年5月号から王氏が感動したことから対談へと発展しました。
道場六三郎氏(93歳)と王貞治氏(84歳)の対談は、料理と野球という異なる分野で頂点を極めた二人のプロフェッショナルが一堂に会し、人生や成功への道筋について語る貴重な機会です。お二人は共に昭和の時代から活躍しており、その道のりで培った経験と知識は、後進に多くの示唆を与えています。
今回の特集テーマは、文豪武者小路実篤の言葉「この道より我を生かす道なし この道を歩く」を元に、道を極めることの意義に焦点を当てており、道場氏と王氏がどうこの言葉を体現してきたのかが見どころです。対談中には、彼らが直面した逆境や、その中でどのように成長していったのかが詳細に語られています。
特に印象的だったのは、王貞治氏が大谷翔平選手について語った部分です。王氏は大谷選手の素質だけでなく、志の重要性を強調し、若い頃からの努力と明確な目標設定が成功につながっていると指摘しました。彼の言葉は、本懐を成し遂げるための心構えを示唆しています。これに対し道場氏も、成功には過去の選手たちの努力があったことを振り返り、彼らの積み重ねが今の野球界を支えていると述べました。
また、お二人は「人はいかにして大成するか」や「勝負を制する要諦」、「逆境に処する心得」といったテーマで意見を交わし、人生における成功の秘訣について深く掘り下げました。王氏は「逆境は次のステップに進むための跳躍台」と語り、克服すべき課題としての逆境の意味を強調しました。一方道場氏は、「この道しかない」と、料理に対する真摯な思いを語り、道を極めることの重要性を改めて伝えました。
本号の掲載内容には、他にも「小細工をせずに正々堂々と勝負する」や、「健康の秘訣は小さな勇気で一歩踏み出す」といった具体的なテーマが提示されており、読者が自己を高めるための手引きとなる内容となっています。特に「この道があるから生きてこられた」という道場氏の言葉からは、長年の努力と真摯な姿勢が垣間見えます。彼の言葉は、多くの人生における指針ともなり得るでしょう。
これらの貴重な対談を通じて、人生の成功とは何か、そしてそれをどう実現するのかについてのヒントがたくさん詰まった内容に仕上がっています。そして、9月20日までの期間には、月刊誌『致知』の新規申し込み者には特典として、人間学に関する書籍がプレゼントされるキャンペーンも実施中です。
この特別な対談の模様は、2024年9月に発行される『致知』創刊46周年記念号でぜひご確認ください。皆さんの人生の指針となる貴重な教えが詰まった一冊です。彼らの言葉から、今後の人生や仕事に役立つ知恵を得ることができるでしょう。