ラクスルバンク、GMOあおぞらネット銀行と提携し新金融プラットフォームを構築

新たな金融プラットフォーム「ラクスルバンク」

ラクスルバンク株式会社が、GMOあおぞらネット銀行株式会社と提携し、中小企業向けの革新的な金融プラットフォーム「ラクスルバンク」を2025年内に提供予定です。この新プラットフォームは、中小企業が直面する様々な金融課題を解決することを目的としており、両社は6月25日にBaaS（Banking as a Service）に関する利用契約書を締結しました。

Lacusul Bank誕生の背景

ラクスルグループはこれまで、印刷や広告など幅広い業務支援を通じて約300万の中小企業と関わってきました。その過程で、金融に関するさまざまな課題が中小企業の成長を妨げる要因となっていると強く感じてきました。特に、法人向けの銀行口座の開設にかかる手間や、振込手数料の高さ、そして資金繰りの難しさが挙げられます。これらの問題を解決するために、ラクスルバンクの構想が生まれました。

「ラクスルバンク」の特徴と利点

ラクスルバンクの最大の特徴は、中小企業向けという特性を生かした独自の銀行サービスです。以下の利点が提供される予定です：

1. 即時口座開設

- 最短申込当日に口座開設が完了し、即時に取引が可能です。

2. モバイル完結

- 全ての手続きがモバイルで完結し、利便性が向上します。

3. 低振込手数料

- 他行宛て振込手数料が業界最安級を目指し、経費削減に貢献します。

4. ポイント還元サービス

- ラクスルバンクデビットカードでの取引について、2%のポイント還元が行われ、ユーザーにとって嬉しい特典となります。

これにより、ラクスルバンクは中小企業にとって経費を削減し、資金を有効に活用するための強力なパートナーとなります。

今後の展望

ラクスルバンクの構想はこれにとどまりません。将来的には法人クレジットカード事業への参入や、請求書の後払い機能、ファクタリングサービスなども提供予定です。中小企業が抱える多様な金融ニーズに応えるべく、さらなる金融支援サービスの展開を目指しています。

また、ラクスルバンクは中小企業を支えるための「戦略的インフラ」として機能することを目指し、グループ全体での連携を強化していきます。GMOあおぞらネット銀行は「スモール＆スタートアップ企業向け銀行No.1」を目指し、ラクスルバンクとの提携によってその価値提供を一層強化することでしょう。