中小企業向けデジタルサポートの新たな地平「デジwith」オープン
独立行政法人中小企業基盤整備機構が、来る2025年4月1日に新たなポータルサイト「デジwith」を開設することが発表されました。このサイトは、中小企業や小規模事業者がデジタル化に向けて一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としています。登録不要で誰でも利用できるこのサービスには、デジタル化の進捗を同業他社と比較できる機能や、IT専門家への相談窓口も含まれています。
「デジwith」の特徴と機能
「デジwith」では、事業者のデジタル化状況を客観的に評価できる「IT戦略ナビwith」、業務用アプリやIT導入事例を検索できる「ここからアプリ」、さらにITの専門家と気軽にオンライン相談ができる「IT経営サポートセンター」といった多彩なメニューが用意されています。これにより、デジタル化を進めたい事業者は、課題解決に向けた最適なITソリューションを見つけ出しやすくなります。
デジタル化のニーズと現状
近年、中小企業のデジタル化は多くの業界で求められていますが、独立行政法人中小企業基盤整備機構の調査によると、実際に取り組んでいる企業は少数にとどまっていることが分かりました。特に、従業員が20名以下の小規模事業者では、74.5%が「デジタル化に取り組みたいが手が付けられていない」と回答しています。このような背景をふまえ、「デジwith」は事業者がデジタル化に取り組む第一歩を踏み出せるよう情報を提供します。
利用方法と対象者
このポータルサイトは、オンラインでの利用が可能で、対象となるのはデジタル化を目指すすべての事業者です。また、商工会や商工会議所、金融機関などの支援機関にも活用されます。これにより、地域ごとの支援体制が整い、中小企業のデジタル化を地域特有の課題に合わせてサポートできるようになります。
まとめ
「デジwith」の立ち上げを通じて、中小企業のデジタル化が進むことを期待しています。これからの企業は、ITを活用して新たなビジネスチャンスを掴むことが不可欠です。このポータルは、その手助けをする重要なツールとなることでしょう。中小企業の皆さんがこのサイトを通じて、自社のデジタル化を進め、持続的な成長を実現できることを願っています。