株式会社UPDATERが手がける新たなCO2排出量算定システム「ビジカボ」
株式会社UPDATER(東京都世田谷区)は、2026年4月1日に印刷業界向けのCO2排出量算定システム「ビジカボ」を公開しました。この取り組みは、東京都印刷工業組合の要請を受けて実現したもので、印刷業界の脱炭素化を推進するものです。また、取引先企業におけるCO2排出量の把握を助けることで、新たなビジネス機会を創出することを目的としています。
背景と目的
サステナブル経営が求められる中、企業はサプライチェーン全体で発生する温室効果ガス排出量、いわゆる「Scope3」の開示が義務付けられるコミュニティが増加しています。このため、印刷業界においても環境配慮が求められる場面が増えてきました。また、製品単位でのCO2排出量の可視化や、それを顧客提案に活かす動きが広がっています。
UPDATERの「みんなSX for Biz」は、サステナブルな経営を支援するプラットフォームで、多様な企業のニーズに応じたソリューションを提案し、課題解決を図っています。今回も「無料カンタンCO2算定」と呼ばれるツールを通じて、東京都印刷工業組合からの相談が寄せられたことが契機となりました。
「ビジカボ」の機能
新システム「ビジカボ」は、企業単位および製品単位のCO2排出量を算定することができる機能を持っています。企業単位では、請求書や会計データに基づき、Scope1からScope3までの排出量を把握することが可能です。これにより、自社の排出状況を網羅的に可視化し、取引先からの情報開示要求にもしっかりと対応できます。製品単位では、見積書に従って案件ごとのCO2排出量を算出し、顧客への提案資料に活用できます。
このように、環境への配慮を新たな付加価値として企業が提案できる場を提供することが、「ビジカボ」の大きな特徴です。また、今後はカーボンクレジットを利用したカーボンオフセットにも対応する予定です。
サステナブル経営への期待
今回の取り組みは印刷業界の脱炭素化に寄与するものであり、企業は製品単位でのCO2排出量を可視化することで、新たな顧客への提案の幅を広げることができます。これにより、環境配慮に基づく新たな取引機会が創出され、企業価値の向上にも寄与することが期待されます。
結論
UPDATERの「ビジカボ」は、印刷業界にとっての革新的なツールとなっており、脱炭素社会の実現に向けた一助となるものです。今後もこのような取り組みが進展することで、日本の印刷業界が持続可能な方向へと舵を切ることが期待されます。