山梨県が世界に誇る甲州ワイン、Decanterに取り上げられる
近年、山梨県のワイン生産者が展開する「Koshu of Japan」プロジェクトの一環として、英国の権威あるワイン専門誌『Decanter(デキャンタ)』が県内のワイナリーを取材しました。この取り組みは、山梨のワインを世界に広めるための重要な一歩として、多くの注目を集めています。
Decanter取材の背景と目的
この取材は、2010年から始まった「甲州ワインを世界へ」というコンセプトのもとで行われました。特に、ロンドンを中心としたプロモーション活動により、山梨の甲州ワインは徐々にその存在感を増してきました。取材は、世界的なワインコンクール「Decanter World Wine Awards」でプラチナ賞を受賞したサントリー登美の丘ワイナリーを訪れる形でスタートし、関係者は甲州ワインの魅力を国内外に伝えることを目的としています。
取材内容と成果
取材の際、協力者であるKOJ実行委員長の三澤茂計氏が、Decanterの記者であるシルヴィア・ウー氏に山梨ワインの技術や魅力を詳しく説明しました。ウー氏は、甲州が日本のブドウ品種として世界的に有名であり、多様なテロワールを理由に甲州ワインを高く評価しました。このように、取材を通じて日本ワインの技術力や歴史に触れられたことは、両者にとって意義深い出来事でした。
取材対象ワイナリー一覧
取材は、以下の9カ所のワイナリーで行われます。これにより、山梨地域の多様性と創造力を一層高めることが期待されています。
- - サントリー登美の丘ワイナリー
- - 中央葡萄酒
- - マンズワイン
- - フジクレールワイナリー
- - シャトー・メルシャン
- - ルミエール
- - 岩崎醸造
- - 勝沼醸造
- - くらむぼんワイン
Decanter誌について
1974年に創刊されたDecanterは、今や90カ国以上で発行される業界最大手のワイン専門誌です。約140万人の読者と50万人以上のSNSフォロワーを持ち、ワインコンテストなど広範な活動を展開しています。
今後の展望
KOJは今後、令和7年度を新たなプロモーションの「第2ステージ」と位置付け、これまでにないほどの壮大な取り組みを進める計画です。これにより、甲州ワインが世界でさらに認知されることを目指しています。
まとめ
今回のDecanterによる取材は、日本のワイン文化と甲州ワインの魅力を国際的に広める大きなチャンスとなりました。山梨県のワイナリーは、今後も国際市場での存在感を高めていくことが期待されます。甲州ワインの今後の活躍に注目が集まります。