睡眠と人的資本経営の重要性
一般社団法人日本睡眠協会(以下、JSLEEP)は、近年企業経営において人材の健康管理が求められる中、「人的資本経営と睡眠」に焦点を当てた公開セミナーを開催することを決定しました。このセミナーは、全2回にわたり実施され、参加は当協会の会員以外の方々にも開かれています。特に、「人的資本」と「睡眠」という組み合わせに興味がある方々の参加が期待されています。
人的資本経営とは?
人的資本経営とは、人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すことを目指する経営のスタイルです。この取り組みは、企業が中長期的に成長し、価値を高める上で不可欠です。特に、従業員の健康と仕事のパフォーマンスを向上させることは、企業の成功に直結します。最近では、上場企業においても人的資本の情報開示が義務化され、業種や規模に関わらず「選ばれる企業」になるための取り組みが加速しています。
睡眠の重要性
人的資本経営において忘れがちな要素が「睡眠」です。研究により、従業員の睡眠の質がメンタル面や仕事のパフォーマンスに深く影響することがわかっています。実際、睡眠に問題があると、職場でのコミュニケーションや人間関係にも負の影響を及ぼす可能性があり、少子高齢化による労働人口の減少が進む日本において、企業が直面する人材に関する課題はますます重要となっています。
セミナーの内容と目的
本セミナーでは、企業が持続可能な成長を遂げるために、従業員の睡眠改善がいかに重要かをフィーチャーします。また、アカデミアからの最新の研究成果を提供し、さらに先進企業の取組みも紹介します。この知見を生かし、人事担当者や経営企画担当者に対して、実践的な知識を深めてもらうことを目指しています。
セミナー詳細
第1回目のセミナーは、2025年10月8日(水)15:00から17:00まで、TAKANAWA GATEWAY Link Scholars' Hubで開催されます。テーマは「人的資本経営と睡眠-科学的視点-」で、慶應義塾大学の佐藤和教授や、日本睡眠協会の理事長である内村直尚氏が講演します。また、第2回を11月28日(金)に予定しており、詳細は後日発表される予定です。
参加方法
セミナーはハイブリッド形式で、オンライン配信も行われます。参加を希望される方は、概要内の参加申し込みフォームからお申し込みください。ただし、会場参加者には定員があるため、希望通りの参加が難しい場合もあることを予めご了承ください。
協会概要
一般社団法人日本睡眠協会は、2023年8月11日に設立され、東京都文京区に所在地を置いています。アカデミアや医学会に基づき、睡眠に関する社会的課題解決を目指しています。「人的資本経営」と「睡眠」の重要性を広めることを通じて、健康的で生産的な社会の実現に貢献する活動を行っています。
公式ウェブサイト:
https://jsleep.org/about/
今後のセミナーや取り組みに、ぜひご期待ください。