浜松市中央福祉事業所に最新番号案内システム「Turn NAVI」が導入
浜松市中央福祉事業所 社会福祉課に、表示灯株式会社が開発した番号案内システム「Turn NAVI」が導入されました。これは、訪問者の待ち時間を短縮し、利便性を高める新たな取り組みです。浜松市は78万人を超える人口を有し、近年は社会情勢の変化に伴うさまざまな課題を抱えています。特に、少子高齢化やデジタル化の進展は、地域サービスにも影響を与えています。
市のデジタル化推進の一環として、2023年に「浜松市DX推進計画」が策定され、2035年度までにより豊かな市民サービスの実現を目指しています。今回の「Turn NAVI」の導入もその一環であり、来庁者にとっての待機時間の可視化や、窓口の混雑状態を把握できる便利なサービスが提供されます。
「Turn NAVI」の具体的な利点
このシステムの最大の特長は、ウェブサイト上で各窓口のリアルタイム待ち時間を確認できることです。これにより、来庁者はどのタイミングで窓口に行けば最もスムーズかを事前に確認できるため、無駄な待ち時間を大幅に削減できるようになります。
また、システムにはモニターへの広告配信機能があり、これにより運営コストの一部を広告収入でまかなうことができます。これらの技術は持続可能なサービス提供の一環として重要であり、自治体にとってもメリットがあります。さらに、各自治体のニーズに応じた納品のカスタマイズも可能で、多様な地域に応じた適切なシステムデザインが実現されます。
現場の声と今後の展望
中央福祉事業所 社会福祉課の課長補佐 木下隆史氏は、これまで年間4万件以上の窓口対応を行ってきたと語り、来庁者の利便性向上が急務であることを強調しました。従来の方法では、利用者が長時間待たされることや、限られた待合スペースでの混雑が課題となっていましたが、「Turn NAVI」の導入により、待機状況が見える化されたことで、利用者のストレス軽減が期待されています。
さらに、来庁者の動向を分析することで職員の業務負担の分散を図る考えも示しました。
「Turn NAVI」事業の位置づけ
表示灯株式会社は、この「Turn NAVI事業」を通じて西菱電機の番号案内事業を引き継ぎ、強化していく方針です。市役所などの自治体向けにデジタルソリューションを提供し、地域活性化に寄与することを目指しています。
今後もデジタル技術を駆使し、利用者や地域住民から愛される市づくりを推進していく予定です。このような取り組みは、地域課題の解決や、サービスの充実に向けた大きなステップとなるでしょう。
お問い合わせ
本件に関する詳細は、表示灯株式会社の東京本社広報部までお問い合わせください。
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