新たな建設現場のアシスタント、『LN-160』の誕生
株式会社トプコンが、建設現場での作業効率を向上させるために新たに開発したレイアウトナビゲーター『LN-160』が、いよいよ市場に登場します。この製品は、「杭ナビ」の愛称で多くの現場で利用されており、2014年の発売以来、杭打ちや墨出し作業を劇的に効率化してきました。そして今、新しい機能が追加され、さらに使いやすく進化を遂げました。
発売の背景と目的
従来の杭ナビは多くの現場で欠かせないツールとして定評がありますが、特に連続使用時間の延長に対するニーズが高まっていました。そのため、外部電源ポートの追加とバッテリー性能の向上が求められるようになりました。『LN-160』では、これらのニーズに応える形で、外部電源からの給電が可能になり、また標準バッテリーの持続時間が従来比20%も向上しました。これにより、連続6時間の作業が可能となり、万全の体制で現場作業に臨むことができます。
新機能の詳細
1. 外部電源ポートの装備
新モデルは、外部電源ポートを装備しており、車のバッテリーなどからも給電できるようになりました。これにより、充電する環境が整わないような土木現場でも、作業を中断することなく効率的に進めることができます。
2. バッテリー使用時間の向上
新型LN-160は、バッテリーの持続時間が従来の20%向上し、約6時間の連続使用が可能です。また、2つのバッテリーが同梱されているので、丸一日使用しても安心です。
3. 測定可能範囲の拡大
新機種の最大俯角は32°に達し、これにより従来の機種と同じ直径260mの測定範囲をカバーできるようになりました。これにより、ICT施工や杭打ち作業に必要な広範な作業エリアも確保されています。
4. 照準器の改良
照準器の形状が見直され、ハンドル部分の切り込みが深くなったことで、特にICT建機との組み合わせでの視準が容易になりました。
まとめ
新たに登場する『LN-160』は、ICT施工を一層推進する存在として期待されています。今後も株式会社トプコンは、現場ニーズに応じた柔軟な対応を行い、業界の課題解決に向けて建設現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていくことを宣言しています。
新型『LN-160』の株式会社トプコンによる販売は2024年12月から開始され、価格は2,673,000円(税込)です。この価格帯で提供される技術革新は、多くの現場作業者にとって大きな助けとなるでしょう。是非この機会に、進化したナビゲーターをお手に取ってみてはいかがでしょうか。