女性活躍に向けた取り組み
2025-03-07 13:33:18

三井不動産、国際女性デーに生理用品設置を開始 – 職場環境改善に向けた新たな一歩

三井不動産、国際女性デーに生理用品設置を開始



2025年3月5日、三井不動産株式会社は国際女性デーにあわせて「生理から考える、働きやすい職場づくりとは」というイベントを開催しました。これは、女性特有の健康問題に対する理解を深め、より良い職場環境を実現するための重要なステップです。三井不動産は、このイベントの中で、テナント企業との連携を深め、相互理解を進めるためにトークセッションや生理痛体験ワークショップを実施しました。

イベントの意義と目的


国際女性デーに開催されたこのイベントは、女性の働きやすさを向上させることを目的としています。働く女性が抱える健康上の課題、特に月経の影響を軽視せず、職場環境の改善に向けた具体的な対策を提案することが求められています。三井不動産は、イベントを通じて女性のキャリアや多様性を支援する重要性を強調しています。

年間3.4兆円の経済損失


女性特有の健康問題により、社会全体で年間3.4兆円もの経済損失が試算されています。この課題に対処するためには、職場環境を整備し、女性が安心して働ける環境を提供することが重要とされています。

生理用品の無償設置開始


三井不動産は2025年度から、同社が管理するオフィスビルの共用部トイレに生理用品を無償で設置することを発表しました。対象となるのは、19棟713箇所で、今後も順次拡大していく予定です。この取り組みは、女性が安心して働ける環境を提供するための一環として注目されています。

具体的な実施内容


生理用品の設置は、日本橋屋三井タワーや東京ミッドタウン日比谷などの主要オフィスビルで実施されます。このサービスは、すべての利用者に対して快適で気配りのあるオフィス環境を提供するための重要なステップです。また、生理痛体験ワークショップでは、男性を含む参加者が生理による痛みを疑似体験し、共感を深める機会となりました。

トークセッションの内容


第一部のトークセッションでは、各社の取り組みを共有し、生理に関連した福利厚生制度や商品開発について議論されました。たとえば、低用量ピルの導入事例や生理用品メーカーの視点からの意見が活発に交わされました。

一方、第二部のワークショップでは、参加者が筋電気刺激を通じて生理痛を体験し、その痛みの強さに驚く声が上がりました。特に「痛みが想像以上だった」との意見は、他者の理解を促す重要なポイントとなりました。

DE&I活動の一環


三井不動産は、このイベントを通じてダイバーシティ&インクルージョン(DE&I)の推進にも貢献しています。「COLORFUL WORK」というスローガンのもと、個人の多様性を活かし、全ての人が安心して働ける社会を目指しています。今後も、性的多様性や健康支援に関する取り組みを続け、持続可能な社会を構築していく意向です。

まとめ


三井不動産の取り組みは、働く女性の健康課題に真剣に向き合い、実効性のある施策を進めることで、職場環境の質を向上させる一助となることでしょう。生理用品の無償設置は、女性たちが心地良く働けるようにする小さな一歩であり、今後の展開が大いに期待されます。


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会社情報

会社名
三井不動産株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
電話番号

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