Silver PeakとMicrosoftが連携強化、クラウド接続の自動化実現
Silver PeakとMicrosoftの連携強化
2019年11月11日、シンガポール——クラウドサービスの革新を推進するSilver Peakは、Microsoftの各種クラウドサービスとの連携を拡張することを発表しました。これにより、企業のIT部門は、Unity Orchestrator内でワークフローを一元管理しながら、Microsoft Office 365やAzure Virtual WANへの接続を自動的に行えるようになります。この連携により、企業は質の高いユーザー体験を提供し、IT部門の作業を大幅に簡素化するとともに、Microsoftのクラウドサービスへの投資効果を拡大できます。
Office 365の自動化
近年、企業がMicrosoftのOffice 365といった生産性向上ツールを導入する一方で、IT部門は最大限のパフォーマンスと生産性を確保する責任を担わなければなりません。Microsoftは、企業がベストなOffice 365体験を得るために、ユーザーがインターネット経由で最寄りのOffice 365のフロントドアに接続するための最適な接続方法を定義しています。今回の新たなUnity EdgeConnect SD-WANエッジプラットフォームは、この接続方法を完全に統合し、デフォルトでサポートしています。また、First-packet iQ™などの先進的機能が、Office 365のトラフィックを識別し、最寄りのエンドポイントに自動で送信することで、遅延を大幅に短縮することが実現されています。
Azure Virtual WAN接続の利点
Microsoft Azureは、アプリケーションを社内からクラウドへ移行するにあたり魅力的な選択肢として注目されています。Azureクラウドが提供するインフラは、Microsoftのプライベートネットワークによって結ばれたデータセンターやハブから構成されています。Azure Virtual WANはAPI主導のソリューションであり、Unity Orchestratorを利用することで各支社からAzureへのIPsecトンネルを自動的に構築・管理できます。これにより、アプリケーショントラフィックは最短経路でAzureのバックボーンに流れ込むことになります。Silver PeakのクラウドAPIを通じて、ユーザーは、統合されたワークフローをUnity Orchestrator内で簡単に設定し、自動化が実現します。
ユーザーエクスペリエンスの向上
Silver PeakのDean Vaughan氏は、「ほぼすべての顧客がMicrosoftの製品を利用しています。本日の発表は、Office 365とAzureのユーザー体験を最大化するものです」と述べています。また、MicrosoftのBill Baer氏も「Silver Peakとの連携で、企業はOffice 365の体験を改善し、直接的で安全なローカル接続を実現します」と強調しています。これにより、企業はSD-WANソリューションを強化し、アプリケーションワークロードをAzureで効果的に動かすことが可能になります。
Silver Peakについて
Silver Peakは、ビジネスを重視したネットワーク構築を通じてクラウド移行を促進するSD-WANのグローバルリーダーです。Unity EdgeConnect™は、従来のWANの制約から解放し、企業のネットワークをビジネス成長の促進要因へと変えるためのプラットフォームです。現在、世界中で数千社以上の企業がSilver Peakのソリューションを導入しており、それにより新たなネットワーキング体験を実現しています。
このように、Silver PeakとMicrosoftの連携強化は、企業にとって重要な進展であり、IT部門の負担軽減とユーザー体験の向上を図るための一手となります。これからのクラウド時代において、両社の取り組みに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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Silver Peak Systems, Inc.
- 住所
- Santa Clara, California, USA
- 電話番号
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