アジア健康長寿賞2024
2024-10-02 04:49:38

アジア健康長寿イノベーション賞2024、受賞団体が決定!新たな挑戦と変革の波

アジア健康長寿イノベーション賞2024の受賞者発表



2024年10月1日、国際高齢者デーを迎え、日本国際交流センター(JCIE)と東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)が「アジア健康長寿イノベーション賞2024」の受賞団体を発表しました。これは、急速に高齢化が進むアジア地域において、健康長寿の実現や高齢者ケアの向上に寄与する取り組みを表彰する国際的な賞です。

本賞は2020年に創設され、今年で4回目を迎えます。前回よりも多くの応募が寄せられ、日本を含むアジア12カ国から選ばれた7団体が受賞の栄誉に輝きました。審査は、アジア各国の専門家から成る国際選考委員会によって行われ、厳格な基準で行われました。

受賞者は、テクノロジー&イノベーション、コミュニティ、自立支援の3つの分野で評価されました。また、特別賞として韓国の団体が選出され、過疎地域における高齢者ケアの改善に寄与するシステムを構築しました。

受賞団体の概要



大賞



  • - テクノロジー&イノベーション部門: Nurse and Craft株式会社(日本・広島)
この団体は、広島県の過疎地における訪問看護サービスを提供し、地域の医療・介護の課題を解決するためにIoTを活用したサービスを展開しています。高齢化が進む地域で、健康不安を解消するために訪問看護ステーションの設置を行い、地域の活性化を図っています。

  • - コミュニティ部門: パディアレスキュー(フィリピン・パンガシナン)
高齢者の健康管理を目的とした「ゴー・バイク・プロジェクト」により、自転車を使って地域の高齢者を巡回し、健康状態を定期的にモニタリングしています。このプログラムは世代間の交流も促進しています。

  • - 自立支援部門: チェンマイ大学・生涯教育学部(タイ・チェンマイ)
デジタル社会の中で高齢者が職業的スキルを向上させるためのプログラムを提供し、オンラインによる教育機会を要する高齢者に向けた支援活動を行っています。

準大賞



  • - テクノロジー&イノベーション部門: ライオン・ビフレンダ―ス・サービス協会(シンガポール)
高齢者が自身の健康状態を確認できるタブレットデバイスを開発し、社会的孤立の防止に貢献しています。

  • - コミュニティ部門: タイ・フア・クアン・モラルチャリティ、統合ケア機構(シンガポール)
高齢者が地域の支援を通じて生活を支え合うマイクロ・ジョブ・プログラムを実施しています。

  • - 自立支援部門: 徳島大学大学院医歯薬学研究部先端脳機能研究開発分野、ビューティーライフ株式会社(日本・徳島)
オンライン体操サロンを通じて高齢者の健康を支援し、効果的な介護サービスに寄与しています。

特別賞


- 中央大学校・地域ケアと健康公平性研究所、サマリーA.I.、井邑市公衆衛生センター(韓国・井邑市)
地域の課題に対応し、スマートな統合ケアプラットフォーム「ケアネット」を構築。医療サービスの効率化と連携の強化に成功しています。

受賞事例から見る高齢者ケアの新しいかたち


今年の応募は特にフィリピンやタイからの事例が豊富で、初めての受賞者も誕生しました。高齢者が自身の健康について意思決定を行うための生涯学習に焦点を当てた取り組みも増加し、デジタルリテラシーの向上を目指す様々な知見が得られました。これにより、高齢者の福祉に寄与する新しいモデルが形成されています。

表彰式について


受賞した団体の表彰式は、2025年1月にタイのバンコクで開催される予定です。

健康長寿社会の実現に向けて、今後も世界中での取り組みが進むことが期待されます。アジア健康長寿イノベーション賞は、その一助となることを目指し、各国の優れた取り組みを広めることを目的としています。


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会社情報

会社名
公益財団法人 日本国際交流センター
住所
東京都港区赤坂1-1-12 明産溜池ビル7F
電話番号
03-6277-7811

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