愛媛県おさかな館が音声ガイドで楽しむ新体験を提供

愛媛県のおさかな館が新たに生まれ変わる

愛媛県松野町にある虹の森公園の「おさかな館」が、2024年11月29日にリニューアルを果たします。このリニューアルは、単に展示する魚の種類を増やすだけではなく、来館者が楽しめる学びの場としてのさまざまな要素が盛り込まれています。

川魚の超能力を音声ガイドで学ぶ

おさかな館では、愛媛県内で唯一の水族館として、もともとは四万十川の近くに位置していることから淡水魚を中心に展示されてきました。今回のリニューアルでは、訪れる人々が川魚の生態を音声ガイドを通じて学ぶことができる新しい水族館体験が提供されます。音声ガイドをスマホにダウンロードすることで、上流、中流、下流の順に展示された魚たちの「超能力」を聴きながら館内を探索できます。

たとえば、「じこさいせい」という自己再生能力や、「サーチライト」と呼ばれる赤い目で敵を見つけ出す能力、さらにはオスが存在しなくても子供を生める「スーパークローン」といった、魚たちが持つ驚きの力を知ることができるのです。

家族みんなで楽しめる設計

おさかな館は、家族連れの来館が多いことから、音声ガイドは特に子供たちに楽しんでもらえるような内容となっています。「どんな超能力があると思う？」という問いかけを通じて、大人と子供が共に考え、会話を楽しむことができる設計がされています。大人が子供にヒントや答えを教えることで、親子で協力して新しい知識を得ることができる貴重な体験になるでしょう。

魚たちの不思議な能力の背景

リニューアルされた水族館では、ただ魚の紹介をするだけでなく、其々の魚が持つ能力の解説や、それにまつわる研究の話も紹介されます。もちろん、すべての情報が確実であるわけではありませんが、子供たちの想像力をかきたてる話となることでしょう。

水中生物の知られざる力を知ることで、来場者は目の前の川を新たな観点で見ることができるようになります。自然の中での学びを通じて、川の大切さやそこに生息する生物への理解も深まるでしょう。

地域活性化とデジタル化プロジェクト

このリニューアルは、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」を通じて実施されています。この取り組みは、南予エリアの活性化を目指すものであり、多くの人々に新しい形の観光と学びの場を提供する狙いがあります。

株式会社on the tripの取り組み

また、株式会社on the tripは、文化財や観光施設の認知度向上を図るためのオーディオガイドの制作を手掛けております。地元の歴史や物語を詳しく取材し、訪問者の心に残る体験を提供するための様々な制作物を無料で提供する仕組みも進めています。

詳細については、公式ウェブサイトで確認できるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。新たに生まれるおさかな館での体験は、きっと訪れた人々にとって特別な思い出となることでしょう。