ルミーズ、次世代決済ネットワーク基盤「aegise2.0」にAWS Payment Cryptographyを採用しセキュリティ強化
決済サービスを提供するルミーズ株式会社は、同社が提供する次世代決済ネットワーク基盤「aegise2.0」のセキュリティ環境において、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下「AWS」)が新たに日本リージョンで提供を開始した「AWS Payment Cryptography」を採用したことを発表しました。
「aegise2.0」は、対面(店頭)や非対面(EC)の境界を越えた決済アプリを開発できる開発者向けのプラットフォームです。様々なSDKやAPIを活用することで、あらゆるビジネスニーズに対応する決済アプリの開発が可能となります。
セキュリティ基盤は「aegise2.0」の中核であり、従来はオンプレミス環境でHSM(Hardware Security Module)を使用していました。しかし、導入・維持コストや運用管理コストの課題を抱えていました。そこでルミーズは、クラウドを含めた複数のサービスを評価し、「AWS Payment Cryptography」のPreview段階から利用を開始しました。
AWSとの議論を重ね、米国バージニア北部リージョンでの検証作業を経て、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)やPCI P2PE(Payment Card Industry Point-to-Point Encryption)などのコンプライアンスニーズを満たせることを確認し、今回の採用に至りました。
「AWS Payment Cryptography」の採用によって、以下のメリットが期待されます。
スケーラビリティ向上: クラウドベースのサービスであるため、需要に合わせて柔軟に拡張することが可能となります。
セキュリティ強化: AWSのセキュリティ専門知識を活用することで、より強固なセキュリティ環境を構築できます。
可用性向上: AWSのグローバルインフラを活用することで、高い可用性を確保できます。
コストメリット: オンプレミス環境と比べて、導入・維持コストを削減できます。
ルミーズは今後、AWSとの連携を強化することで、競争力の強化を目指し、安全・安心な決済インフラの基盤整備と決済業界の発展に貢献していくとしています。