デイトリウムが日本進出
2018-02-14 13:28:45
デイトリウム、仮想化高速化システム「Datrium DVX」を日本市場に展開開始
デイトリウムが日本法人設立
米国カリフォルニア州サニーベールに本社を置くデイトリウム社が、2018年2月14日、東京にデイトリウムジャパン合同会社を設立し、日本市場への本格的な事業展開を発表しました。これに伴い、同社のI/O高速化システム「Datrium DVX」を国内で導入することも明らかとなりました。
新世代コンバージドシステム「Datrium DVX」
「Datrium DVX」は、仮想化環境でのシステム性能を最大限に引き出すためのソフトウェアと、データ保護ハードウェアから成る新しいコンバージドシステムです。急速に進化し続けるデジタル時代において、企業のITは、仮想化やクラウドの導入を余儀なくされています。その中で、デイトリウム社はI/O性能を最大化するための独自の技術を開発し、これまでのインフラの課題を解決することを目指しています。
当社の「Datrium DVX」は、サーバー内に搭載されたフラッシュを活用し、ネットワークのボトルネックを回避することでかつてない速度でデータを処理します。一般的なハイパーコンバージドインフラや3 Tierシステムにおいては、データ保護のための処理が性能を阻害していましたが、「Datrium DVX」ではこのオーバーヘッドを大幅に削減しました。これにより、最大で1,800万IOPSの性能を発揮することが可能となります。
イノベーションの背景
デイトリウム社の創設者は、かつてVMware社でエンジニアとして活躍し、仮想化環境におけるI/O性能の限界を痛感していました。彼らは2012年にデータ保護の専門家と共に新たに会社を設立し、独自のシステムを開発しました。この技術は、仮想化環境のデータ読み書きのスピードと効率性を向上させることに特化しています。データの読み書き処理を効率的に行うことで、ビジネスが求める高度なIT環境に完璧に対応できるシステムを提供しています。
日本市場における展開と今後の展望
デイトリウムジャパンでは、日本企業のニーズに応じたサービス提供を行い、仮想化環境におけるデータ保護やパフォーマンス向上を実現するためのソリューションを展開します。今回発表された「Datrium DVX」を用いることで、企業は迅速かつ安全にデータ処理を行い、競争力を高めることが期待されます。
日本法人の代表を務める河野通明氏は、ネットアップやEMCでの経験を活かし、業界における影響力を発揮することが望まれます。また、技術担当にはデータドメインの元メンバー、首藤憲治氏が就任し、チームの専門知識を生かした事業運営が計画されています。
製品情報
「Datrium DVX」は、I/O高速化ソフトウェア「DVX Software」、フラッシュ搭載サーバーハードウェア「DVX Compute Node」、データ保護機能を持つストレージハードウェア「DVX Data Node」で構成されています。これにより、システム全体の性能と効率性を高め、特にクラウド環境においても競争力のあるデータ管理を実現します。
デイトリウム社は、これまでも高度な技術を提供してきましたが、日本市場での展開により、さらなる成長が期待されます。今後は、デジタル化が進展する中で、効果的なIT環境を提供するパートナーとしての役割を果たしていくでしょう。
会社情報
- 会社名
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デイトリウムジャパン合同会社
- 住所
- 東京都港区六本木6-2−31六本木ヒルズノースタワー17階
- 電話番号
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03-5786-2170