AssetView Cloud + 新バージョンリリース
株式会社ハンモックは、統合型IT運用管理「AssetView」シリーズの新ブランドとして「AssetView Cloud +」の新バージョンを発表しました。この新バージョンでは、PCの使用状況や状態を「ヒト」の視点で可視化し、リスクの特定と対策を一貫して行うことが可能となりました。
ヒト起点のコンセプト
近年、働き方の多様化が進む中で、ITデバイスやWebサービスの利用状況も多様化しています。この変化に伴い、内部からの不正や誤操作によって引き起こされる情報漏洩のリスクが高まっています。IPAによる「情報セキュリティ10大脅威2024」では、内部不正による情報漏洩が昨年の4位から3位に、また不注意による漏洩が9位から6位へと順位が上昇しました。これらはすべて「ヒト」が引き起こす脅威です。
AssetView Cloud +は、こうした人的脅威に対して、未然にリスクを察知し、証跡を追跡する機能を強化しています。万が一、情報が漏洩してしまった場合でも、その原因を迅速に特定し、再発を防ぐ一手を打てるような仕組みを構築しています。
製品強化ポイント
1. PCとSaaSをヒトと紐づけた管理
この新バージョンでは、従業員情報と貸与している端末をシームレスに紐づけることが可能です。これにより、誰にどのデバイスが貸与され、現在の状態がどうなっているのかが一目でわかるようになります。ヘルプデスク業務も効率化され、従業員の端末情報を迅速に確認した上で、直接リモート接続が可能です。
2. 迅速なリスク対応
忙しく働く従業員が貸与された端末を複数使用している場合でも、複数のログを組み合わせて分析できるため、リスクの兆候を早期に発見し、適切なアラートを送信できます。インシデントが発生した際には、従業員を出発点とした証跡追跡ができ、効果的な再発防止対策を実施できるのです。
3. 容易なアカウント管理
新しいSaaSサービスにアカウントを発行する際、従業員を起点として簡単に手続きができる機能も盛り込まれています。どの従業員がどのSaaSにアクセスしているのかが明確になり、未許可のシャドーITを特定することも可能です。
AssetView Cloud +の概要
AssetView Cloud +は、IT管理をシンプルかつ効果的に行うためのツールです。従来型のデバイス管理から進化し、「ヒト」を中心にした新しい視点を提供します。管理コンソールも現代的なデザインに刷新され、視認性と操作性が向上しているのが特徴です。さらに、各企業のニーズに合わせたプラン選択が可能で、必要な時に必要な機能を導入することができます。
今後のセミナー開催
新バージョン「AssetView Cloud +」について、詳細なセミナーも開催予定です。このセミナーでは、ヒトを軸にした情報管理手法や機能強化について詳しく解説します。情報資産やIT資産を一元管理したい企業にとって、有益な機会となることでしょう。
株式会社ハンモックについて
ハンモックは、「組織を強くするIT環境をすべての人へ」というミッションのもと、法人向けソフトウェアを提供する企業です。顧客のニーズに応えるため、革新的な機能を展開し、高品質でコストパフォーマンスの良い製品をスピーディーに提供しています。