新たな審査業務の効率化ガイド
ユースフル株式会社が発表した「マルチエージェント連携 活用ガイド」は、金融機関や事業会社のM&A・経営企画部門、与信管理部門に特に役立つ内容になっています。2023年12月1日から無償配布を開始したこのガイドは、Microsoft Copilotの新機能である「Copilot Chatの @メンション機能」を駆使し、複数のAIエージェントを連携させる方法を詳述しています。これにより、業務の属人化を解消し、審査プロセスを自動化する手助けをします。
審査業務の属人化とは何か?
今日、多くの企業がAI技術を導入する中、「公開された財務データ(定量情報)」と「商談で得た実情(定性情報)」が別々に管理され、プロセスが非効率的であることが指摘されています。東京商工リサーチの調査によると、37.3%の企業が「業務が属人化している」と回答しており、このことが迅速な意思決定における重大なボトルネックとなっています。実際、少数の担当者による決定が多く見られ、経験や勘に依存した結果、判断のばらつきやリスクの見逃しが発生しています。
この新ガイドが注目される理由は、特にこのような属人化されたプロセスを克服するための具体的手法を提供するからです。AI技術を活用し、個人ではなくチームとしての連携を促進することが目指されています。
Copilotの新機能「@メンション機能」
Copilotの「@メンション機能」は、複数のAIエージェントを呼び出し、協働させる新たな機能です。この機能を利用することで、専門性の異なるAIが連携し、財務分析や議事録作成、与信評価といった一連の業務プロセスが効率化されます。たとえば、部門間で断絶していた審査・分析業務が、Copilotの1つのスレッド上で一括して処理されるようになります。
具体的には、以下のようなステップが可能です。
1.
財務分析エージェントを呼び出し、企業の財務状況を自動分析。
2.
議事録作成エージェントを使用し、商談での発言を構造化して抽出。
3.
与信評価エージェントが定量・定性データを統合し、最終的な取引限度額を算定。
このように、AIエージェントのリレー形式による連携で、業務プロセスのスピードと精度が格段に向上します。
無料配布の「マルチエージェント連携 活用ガイド」
この度のガイドでは、プログラミングの知識がなくてもAIによる審査ワークフローを構築できる方法を、視覚的にわかりやすく解説しています。自社で同様のシステムを導入し、運用するための実践的なステップを提供しています。
さらに、ユースフルでは、Copilotを使用した実務活用事例や、Copilotリテラシー診断といった他の人気コンテンツも合わせて提供し、企業のニーズに応える取り組みを進めています。
今後の展望
ユースフルは「明日の働き方が変わる感動体験」をテーマに、AI技術の導入を企業社会に広める活動を継続していきます。YouTubeでの無料コンテンツ配信に加え、法人向け研修プログラムや個別の学習支援コンテンツの開発を進め、すべてのビジネスパーソンがAIの利点を享受できる社会の実現を目指しています。
このガイドのダウンロードは無料ですので、興味のある方はぜひ訪問してみてください。