第2回東京中野文学賞 最終候補作が決定
一般社団法人中野区観光協会と東京中野文学賞実行委員会が主催する第2回「東京中野文学賞」の二次選考が進行し、最終選考候補の8作品が発表されました。この文学賞は東京都中野区から新たな才能を掘り起こすことを目的としており、注目を集めています。
二次選考では、2024年4月30日から8月31日までの募集期間に寄せられた216作品の中から、46作品が一次選考を通過し、さらなる厳選を経て8編が選ばれました。選考に関わったのは、著名な作家や映画監督、ミュージシャンを含む4名の専門家です。彼らの手によって、これからの文学シーンを彩る作品が選ばれることとなります。
選出された8作品は、応募者の年齢層が幅広く、20代から60代までが対象です。その内容も、純文学、SF、ハートウォーミングストーリーや青春小説など多岐にわたります。具体的な作品タイトルは以下の通りです。
- - フリーダム@ガード下/西山 ね子
- - 軌道、レゾナント/六ッ川 和泉
- - とざいと一ざい/十史(もげき ふみと)
- - 10円玉を握りしめたら/宮本 直樹
- - ライク・ア・ラブソング/櫻
- - 檸檬と蜜柑の狂詩曲/ふるた みゆき
- - その針がさすのは/羽田 圭介
- - プシューケ ―蝶が棲む街―/堤 吹貴
次に進む作品の中からは、大賞、佳作、中野区賞が決定される他、クラウドファンディング「ナカぶん」からの支援者が投票した作品が「クラファン賞」として選ばれます。これにより、選ばれた作品にはさらなる注目と支援が集まりそうです。
最終選考の結果発表は2025年3月29日の授賞式にて行われ、栄えある受賞者には特別な副賞が用意されています。授賞式では、篠原哲雄監督の作品「本を綴る」の上映の後、登壇者によるトークショーや舞台挨拶も行われる予定です。
また、受賞式の入場にはチケットが必要で、価格は2,000円と設定されています。東京都の後援を受けたこのイベントは、芸術文化の魅力向上を目指す東京の取り組みの一環として実施されます。
第2回東京中野文学賞の概要
- - 募集期間: 2024年4月30日(火)〜 8月31日(土)
- - 応募総数: 216作品
- - 一次選考通過作品数: 46作
- - 二次選考通過作品数: 8作
- - 最終選考結果発表: 2025年3月29日(土)
- - 主催: 一般社団法人中野区観光協会など
- - 後援: 東京都、中野区など
文学には、新たな才能を発掘し、若者の夢を育む力があります。この東京中野文学賞が、次の世代の作家たちを育成する場となることを期待しつつ、今後の発表を楽しみに待ちたいと思います。