ロレアル、サステナビリティへの新たな挑戦
世界最大の化粧品メーカー、ロレアルグループが、サステナブル・イノベーション・プログラム『L’AcceleratOR(アクセラレーター)』に参加する最初の13社を発表しました。このプログラムは、約1億ユーロの資金を投じ、気候変動や自然環境への影響を軽減するための新しいソリューションを模索するものです。ロレアルはこの取り組みを通じて、次世代の持続可能なビューティーソリューションの創出を目指しています。
約1,000件の応募の中から選出された13社
ロレアルは、101カ国から集まったおおよそ1,000件の応募を精査し、最も革新的なソリューションを持つ13社を選出しました。選ばれた企業は、次のような分野で活動しています。
- - 次世代パッケージングと素材 では、イギリスのKelpiが海藻を使ったリサイクル可能パッケージを開発し、日本のBioworksはサトウキビを原料にしたバイオプラスチックを製造しています。
- - 自然由来原料 では、フランスのBiosynthisが生分解性の原材料を提供し、アメリカのP2 Scienceはバイオ由来の材料で新しい市場を開拓しています。
- - 循環型ソリューション には、ベルギーのNovobiomが菌類を用いて廃棄物を価値のある製品に変換することに挑戦しています。
- - データ・インテリジェンス の分野では、英国のNeutreenoが、企業がサプライチェーンでの排出量を算定し、削減するためのデジタルシステムを提供しています。
これらのイノベーターは、今後CISLのイノベーション・チームの支援を受けて、パイロットプロジェクトを実施していく予定です。実証実験の結果によっては、ロレアルの製品ライン全体にわたり新しいソリューションが導入されることも期待されています。
持続可能な未来に期待を寄せるロレアル
ロレアルのチーフ・コーポレート・レスポンシビリティ・オフィサー、エズギ・バルセナス氏は「私たちは『L’AcceleratOR』を通じて、サステナブルなソリューションを迅速に市場に投入することを目指しています。大学やこれらのイノベーターと共に、美の未来を共創できることを期待しています」とコメントしています。
一方、CISLのチーフ・イノベーション・オフィサー、ジェームス・コール氏は「ロレアルとのパートナーシップを誇りに思います。人々や自然に利益をもたらす有望なソリューションを見つけ、この目標を実現するために努力します」と述べています。
まとめ
ロレアルグループは116年にわたり、美容・化粧品業界のリーダーとしてサステナブルな戦略を追求してきました。『L’AcceleratOR』プログラムは、その一環として、次世代パッケージングや材料、循環型ソリューションなどの革新をめざしています。今後、このプログラムの進捗や次回の応募情報は、ロレアルの公式ウェブサイトで随時公開される予定です。この取り組みがどのように業界を変えていくのか、今後の展開にも注目です。