小平の新しき挑戦
2021-08-02 08:00:02

鹿児島県小平株式会社が開設したシェアカフェ、地域に根ざした新しい挑戦

鹿児島県小平株式会社が地域貢献を目指して新たに開設したハマポケカフェ



鹿児島県の日置市に位置する小平株式会社が、地域の新しいコミュニティ形成を目的としてハマポケカフェをオープンしました。このカフェは、地域の飲食店や製菓店の新たな挑戦を支援するために設計され、1年間の利用料が無料です。地域住民のニーズを反映したこのプロジェクトは、地域活性化に寄与することを目指しています。

ハマポケカフェの背景



ハマポケカフェの開設に至った背景には、代表取締役社長である小平勘太氏の祖父が営んでいた衣料品店の跡地を有効活用するという目的があります。昭和44年から平成20年まで、濱岡壽氏はここで地元の皆さんに愛される商売を行っていましたが、祖父母が他界した後、その跡地が何か地域に貢献できる形で生まれ変わることが求められました。

令和2年には民営公園であるハマオカポケットパークが設けられ、その後の地域住民からの要望に応える形でカフェの設立が決まりました。特にコロナ禍で厳しい状況にある飲食業界に新たなチャンスを提供するための取り組みとして、ハマポケカフェは地域の新しい試みとして注目を集めています。

建築デザインと地域への配慮



ハマポケカフェの設計は鹿児島県日置市の「くらしとエネルギー社」、施工は「37design」が担当しました。古い温泉街である湯之元地区に建設されるため、地域の景観と調和したデザインが求められました。外壁には国内では珍しい炭化コルクが使用され、独特の外観を持ちながらも、どの角度から見ても美しいプロポーションを保っています。

店内は長野県から取り寄せた古材を使った組み木細工のカウンターが特徴的で、さらに第42回技能五輪国際大会で銀メダルを獲得した本翔平さんの手による土間の石材が印象を深めています。これらの要素が融合し、温かみのある居心地の良い空間を演出しています。

開所式と未来への抱負



7月22日、日置市の市長である永山由高氏も参加した開所式が行われ、初日には韓国カフェ「Cafe J」がオープンしました。韓国のカキ氷や惣菜を味わえるとともに、公園スペースでは地域の子ども食堂「ゆの庵ダイニング」やピザのキッチンカーなども出店しました。今後も地元業者が日替わりでカフェに出店する予定で、地域の新しい交流の場として期待されています。

小平勘太社長は、開所に際して感謝の意を示し、「このカフェが地域の方々の挑戦を後押しし、末永く愛される存在となることを願っています」とコメントしました。さらに、地域に根ざし、世界で戦う姿勢を掲げ、この取り組みが他地域へ広がることを強調しました。

会社概要



小平株式会社は、鹿児島市に本社を置く多角的な総合商社です。エネルギーや国際貿易、ITソフトウェア開発など、日本国内外で幅広くビジネスを展開しています。地域発展に向けた新たな一歩がこのハマポケカフェに詰まっています。

会社情報

会社名
小平株式会社
住所
鹿児島県日置市東市来町湯田3319-13
電話番号
050-1791-0714

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