キャットフード選びのトレンドと飼い主の意識調査レポート

キャットフード選びのガイドライン

最近、猫を飼っている方々の間で注目を集めているキャットフードの選び方について、ぽぽねこが実施した意識調査の結果をもとに考察していきます。この調査は、ぽぽねこの公式オンラインショップの会員を対象に行われ、457人からの回答を得ました。ここでは、飼い主さんたちがどのような基準でキャットフードを選んでいるのかを詳細に探ります。

キャットフードの種類と人気ブランド

調査によると、飼い主が愛猫に与えているキャットフードの種類は、「ドライフード（総合栄養食）」が圧倒的に人気で、85.3％の飼い主が選択しています。その他、おやつやスナックが51.9％、ウェットフードが48.2％と続きます。このことから、多くの飼い主がしっかりと栄養を考えていることがわかります。さらに、「ドライフードのみ」を与える方は191人でしたが、「ドライフードとウェットフードを混ぜて与える」というスタイルの方が253人と、ミックスフィーディングを実施している飼い主が多数いることも興味深い点です。これは、猫ちゃんの食いつきを良くするための工夫として、ウェットフードを活用している現れでしょう。

愛用されているキャットフードのブランドでは、最も人気があるのは「ロイヤルカナン」で、飼い主の44.4％がこのブランドを選んでいます。高い安全性が評価されており、獣医師からの推奨も多いことが理由として挙げられます。続いて、「ネスレピュリナワン」「いなばチャオ」と有名メーカーが支持を集めており、他にもモグニャンやカナガンといったプレミアムキャットフードが確認されています。

重視される選択基準

キャットフードを購入する際に飼い主が重要視するポイントは、「安全性が高い、または高そう」が54.5％、次いで「原材料が明確であること」が47.3％、「信頼できるブランドであること」が40.7％と続きました。このデータから、猫の健康を第一に考える飼い主が多数であることがわかります。逆に「価格が安いこと」と回答したのは12.5％と比較的少数で、安さよりも品質を重視する傾向が強いようです。

購入場所の現状

キャットフードの購入場所としては、56.5％の飼い主がネットショップを利用しており、量販店での購入が27.4％、動物病院やペットショップはそれぞれ7％と続きます。特に、ネットショップでは重いフードを自宅まで配達してもらえることや、定期便サービスが使える点が人気の理由となっているようです。これに対し、療法食を必要とする場合には動物病院での購入が必要になるため、場面に応じて購入先を選ぶことが求められます。